バルセロナがユヴェントスFWアルバロ・モラタの獲得を狙っているようだ。『マルカ』や『カデナ・セール』などのスペインメディアが報じている。
「獲得できるだけのタイトルを狙う。何も否定することはない」と話していたバルセロナのチャビ監督は、この冬の移籍市場でFWフェラン・トーレスを手にしたが、さらにモラタの獲得も熱望しているという。『マルカ』によれば、すでにモラタ本人に対して、同指揮官からコンタクトを取っているとのことだ。
そして『カデナ・セール』は、同オペレーションがバルセロナ、ユヴェントス、そしてアトレティコ・デ・マドリードの3クラブによって進められ、さらに3クラブすべてが恩恵を受けられるものになる可能性を指摘している。
まずモラタの所属元であるアトレティコは、今夏バルセロナからのレンタル移籍で復帰させたFWアントワーヌ・グリーズマンを買い取るために4000万ユーロが必要な状況とされる。その一方で、アトレティコからの2年レンタルでモラタを復帰させたユヴェントスは、買い取り価格5500万ユーロの内1500万ユーロを支払っており、残りの支払い額は4000万ユーロとみられている。
つまりモラタがバルセロナに移籍すれば、財政難に陥るユヴェントスは同選手を買い取るために4000万ユーロを支払う必要がなくなり、またアトレティコもモラタの移籍金を4000万ユーロと見積もることで、グリーズマン買い取りための金額を支払う必要がなくなる、ということになる。……そう、うまくいくものなのかは、不透明だが。
一つだけ間違いないのは、バルセロナがモラタを擁するためには、この冬の選手放出によってラ・リーガのサラリーキャップ制度をクリアする必要があるということ。果たしてモラタはレアル・マドリード、アトレティコに続き、スペイン三強の最後の一角でプレーすることになるのだろうか。
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