ロンドン南部で生まれたエミール・スミス=ロウは2010年、当時10歳で名門アーセナルの下部組織へと加入し、選手としてのキャリアをスタートさせる。2016-17シーズンには、16歳ながらU-23チームでの初出場を果たす。
そして2018年7月、ウナイ・エメリ前監督の下で行われたプレシーズンツアーに17歳として帯同。アトレティコ・マドリード戦ではゴール、続くパリ・サンジェルマン戦ではアシストを記録と、一躍大きな注目を集めるように。同月には5年と見られるプロ契約を勝ち取った。
2018年9月にカップ戦でトップチームデビューを果たし、アーセナル史上初の2000年代生まれの選手となったスミス=ロウだったが、2019年1月にライプツィヒへと武者修行へ。しかし負傷を抱えての移籍だったこともあり、わずか3試合の出場に留まる。2019-20シーズンは一度アーセナルへ復帰するが出番を掴めず、後半戦はチャンピオンシップ(英2部)ハダースフィールドへと再びレンタルに送り出された。
チャンピオンシップの舞台ではポジションを勝ち取り、19試合で2ゴール3アシストの成績を残す。すると2020-21シーズンにアーセナルへと戻り、ミケル・アルテタ監督の指導の下で急成長。今後も名門を担う司令塔として、高い期待を集めている。
プレースタイル
中盤2列目を主戦場とする司令塔。驚くようなスルーパスを通すわけではないが、高い技術を武器にシンプルかつ少ないタッチ数でボールを捌き、チャンスを作る。またパスを出した後の動き出しやフリーランの質も高く、細かなタッチでのボールキープも可能。攻守両面で献身性にあふれるプレーを見せる。現代的なチャンスメイカーだ。
プロフィール・経歴
エミール・スミス=ロウ/Emile Smith Rowe
2000年7月28日生まれ 183cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2018-19 | ライプツィヒ | 3試合・0得点 |
2019-20 | アーセナル | 2試合・0得点 |
2019-20 | ハダースフィールド | 19試合・2得点 |
2020-21 | アーセナル | 9試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月9日現在)
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