元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが、指導者としてプレミアリーグへと帰還することになった。
現地時間11日、スコティッシュ・プレミアシップのレンジャーズは、ジェラード監督がクラブから去り、アストン・ヴィラの新監督になったことを公表している。アストン・ヴィラ側も公式メディアを通じ、ジェラードの監督就任を正式発表した。
ジェラード監督はヴィラでの再スタートについて、次のようなメッセージを発している。
「アストン・ヴィラは英国フットボールにおいて多くの豊かな歴史と伝統を持つクラブだ。このチームでヘッドコーチになれることを誇りに思っている」
「チーム幹部や理事会と話し合いの中で、彼らはこのクラブをいかにして成功させようとしているか、その野心は素晴らしいものだった。彼らが彼らの目的を達成するため、自分が力添えできることは嬉しいし、これからの歩みを楽しみにしている」
また、任期途中でレンジャーズから去ることになったこともあり「自分に指導の機会を与えてくれたグラスゴー・レンジャーズの皆さんに心から御礼を申し上げたい。レンジャーズに55回目のリーグタイトルがもたらされた。その後押しを自分ができたことは、今での特別な経験だったし、アイブロックスは自分にとって特別な場所となった。選手、チームスタッフ、サポーター、皆様のさらなるご活躍を祈っている」と古巣に感謝の言葉を述べている。
1980年生まれ、現在41歳のジェラードはリヴァプールの生え抜きで、1998年~2015年までリヴァプールのトップチームで主軸を務めた。2015年~2016年までロサンゼルス・ギャラクシーでプレーした後、同年に現役引退。イングランド代表としては114キャップ21ゴールをマークしている。2018年からはレンジャーズの指揮官に就任し、20-21シーズンにはセルティックのリーグ9連覇を阻んでレンジャーズにリーグタイトルをもたらしていた。
なお、アストン・ヴィラは現在プレミアリーグ16位。11月7日にディーン・スミス監督が更迭となり、指揮官のポストが空席となっていた。
リヴァプールvsアストン・ヴィラの一戦は12月11日に予定されている。リヴァプールの象徴、ジェラードがヴィラの指揮官としてアンフィールドへと戻る一戦は、大いに注目を集めることになりそうだ。
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