レアル・マドリードのOBであるアントニオ・カッサーノ氏は先日、在籍時に同僚だったブラジル代表FWロナウド氏のエピソードを披露。しかし、その内容が創作だったのではないか、と指摘されている。スペイン『マルカ』が伝えた。
2001年から06年まで在籍したローマで知名度を上げたカッサーノ氏は、2006年にレアルへと移籍。1年半の間、スペインの強豪の一員としてプレーした。しかし、そこでなかなか結果を出すことができないと、2008年にサンプドリアへ移籍。それ以降、現役引退を発表するまでイタリアでプレーし続けた。
そんなカッサーノ氏は先日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のビデオインタビューに応じた際、レアル在籍時に同僚だったロナウド氏との思い出を回顧。かつてのエピソードを明かした。
「あれはデポルティボに0-1でリードされていた時のことだ。彼らは素晴らしいチームだった。僕らは負けていて、人々は特にロナウドに対してブーイングしていた。そして、ドレッシングルームでは監督がロナウドを外して(オランダ代表FW)ルート・ファン・ニステルローイを入れようとしていたんだ。だが、ロナウドはそれを止めて『15分間で俺が2ゴールしていなければ外してもいい』と言ったんだ。そして15分後、ロナウドは2ゴールを記録していた」
そのまま聞くと非常にロナウド氏らしさ溢れるエピソードなのだが、『マルカ』はカッサーノ氏の話の信憑性が疑わしいと指摘。その理由とされるのが、カッサーノ氏がレアル時代に出場したデポルティボ戦は3試合あったものの、そのシチュエーションの試合がないということ。
そして、カッサーノ氏と被っていた期間にロナウド氏が後半に2ゴールを記録したことは1度で、それもディナモ・キエフ戦だったと伝えている。果たして、カッサーノ氏の明かしたエピソードは、実際に見た光景だったのだろうか。
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