母国フランスのストラスブール、ナンシーなどの下部組織を経て、2017年夏にボルシア・メンヘングラッドバッハへと加入。2017-18シーズンにトップチームデビューを果たした。
1シーズン目から24試合に出場するなど一定のチャンスを得ていたが、2年目は11試合出場と出場機会が激減。ボルシアMG首脳陣とやや揉める形で、2019年夏にバイエルン・ミュンヘンへと活躍の場を移した。
ポジション争いがより熾烈な環境への移籍だったが、シーズン終盤にチャンスをつかんでリーグ戦9試合に出場し、1ゴール1アシストを記録。ヴォルフスブルク戦では美しいミドルシュートで加入後初ゴールを挙げ、ハンジ・フリック監督から「調子が良かったし、ゴールに値するプレーだった。彼は我々が求めているメンタリティに近づいている」と高く評価された。
指揮官は今後の出番増加をほのめかしていたが、2020年夏の移籍市場最終日にマルセイユへのレンタル移籍が決定。母国の名門でスケールアップを目指す。
フランスのユース代表経験があり、2019年のU-20ワールドカップに出場。2021年の東京オリンピックにエントリーされる可能性もある。
ただ、野心家の本人は「もちろんオリンピックには出たいけど、来年はEUROもあるからね」と2020-21シーズン中のA代表入りを諦めていない。
プレースタイル
攻撃的にも守備的にも振る舞う「8番」タイプで、トップ下や守備的MFとしてもプレー可能だ。左利きらしいテクニシャンであり、相手をドリブルで外してのパスやチャンスメイクに定評がある。
持ち味は左足の正確なキックで、多士済々のバイエルンでセットプレーのキッカーを任されたほど。フィードはもちろん、ミドルシュートなどでも相手に脅威を与える。
一方で、課題に挙がるのは守備面。中盤で当たり負けするシーンが散見されるため、フィジカルの向上や身体を張れる泥臭さが求められる。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ミカエル・キュイザンス/Mickaël Cuisance
1999年8月16日生まれ 181cm・74kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2017-18 | ボルシアMG | 24試合・0得点 |
2018-19 | ボルシアMG | 11試合・0得点 |
2019-20 | バイエルン | 9試合・1得点 |
2020-21 | バイエルン | 1試合・0得点 |
マルセイユ | 5試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月2日現在)
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