バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督が、所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを取り巻く会長代行の発言に苦言を呈した。サッカーメディア『Goal』が伝えている。
2019-20シーズンを12年ぶりの無冠で終え、失意の中にある2020年夏にはメッシが退団希望を表明したことが伝えられたバルセロナ。結局は残留したものの、2021年夏もフリーで退団する可能があるため、その動向には注目が集まっている。
そんな中、ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長の退任後に代理を務めるカルレス・トゥスケツ氏は先日、スペイン『RAC1』で「財政面の話をすると、夏にメッシを売るところだった。受け取れて、確保できる資金のことを考えれば願わしいことだった」と発言。売却する可能性があったことをほのめかしている。
これについて、クーマン監督は「レオ(リオネル・メッシ)の状況をよく理解している。この件に関して口を開くことのできる人物がいれば、それはレオ本人だ」と深く語る気はないと強調。そのうえで、メッシの意志が尊重されるべきだと語っている。
「外部からのコメントに私は興味がない。クラブ内部からあのような発言がある場合、彼らが我々に仕事をするための安らぎの時間を与えていないも同然だ」
一方で、クーマン監督は「クラブ外部からのコメントをコントロールすることはできないが、内部からのコメントは別物だ」とクラブ内部からの発信を苦々しく思っていることを示唆した。
「それぞれのオピニオンを尊重する。しかし、メッシの将来はメッシが決めなければいけない。これに関するコメントを好きにはなれない」
プロデビューからバルセロナ一筋で過ごし、様々な栄冠をもたらしてきたメッシ。既に伝説的な選手となっている男は、どのような決断を下すのだろうか。
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