ネウソン・セメードは母国ポルトガルのシントレンセ・ユース出身で、2012年夏にベンフィカへと移籍。2015-16シーズンにトップチームデビューを果たした。公式戦22試合に出場し、翌シーズンにはレギュラーに定着。17年夏にバルセロナへステップアップするほどの成長を遂げた。
バルサ1年目はリーグ戦24試合に出場するなど、公式戦36試合で出番を得た。一方で、1アシストに終わり、攻撃機会の多いチームのサイドバック（SB）としてはやや物足りない成績となった。続く18-19シーズンは公式戦46試合に出場し、1ゴール3アシストを記録。このシーズンから左SBとしても起用されるようになり、選手としての幅を広げている。
19-20シーズンも中断されるまでレギュラーとしてプレーし、バルサ加入後では自己最多となる5アシストを記録した。
2020年夏、ウォルヴァーハンプトンに推定3000万ユーロの移籍金で完全移籍。キャリア初のプレミアリーグで新たな挑戦を始めている。
ポルトガル代表デビューは15年。17年のコンフェデレーションズカップには出場したものの、18年のロシア・ワールドカップメンバー入りは逃した。
プレースタイル
ベンフィカでは右SBを主戦場としていたが、バルサ加入後は人材不足もあり、ときに左SBに配されることも。ウルヴスでは右SBもしくは右ウイングバックを務めている。
スピードと身体能力に優れ、攻守に万能な働きを見せるのが特徴。ただし、得点やアシストの数が多いほうではなく、アタッキングサードでの判断を含むプレー精度には改善の余地がある。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
ネウソン・セメード／Nélson Cabral Semedo
1993年11月16日生まれ 177cm・69kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2012-13 | ファティマ | 29試合・0得点 |
| 2013-14 | ベンフィカⅡ | 17試合・0得点 |
| 2014-15 | ベンフィカⅡ | 42試合・1得点 |
| 2015-16 | ベンフィカⅡ | 4試合・3得点 |
| 2015-16 | ベンフィカ | 12試合・1得点 |
| 2016-17 | ベンフィカ | 31試合・1得点 |
| 2017-18 | バルセロナ | 24試合・0得点 |
| 2018-19 | バルセロナ | 26試合・1得点 |
| 2019-20 | バルセロナ | 32試合・1得点 |
| 2020-21 | ウォルヴァーハンプトン | 8試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2020年11月30日現在）
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