セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、リビングストン戦で古橋亨梧を先発で起用しなかった理由について語っている。
現地時間10月30日、スコティッシュ・プレミアシップ第12節で、セルティックはホームでリビングストンを迎え撃った。この試合で古橋亨梧はベンチスタートとなり、トップには昨季のエールディヴィジ得点王、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが入った。
スコアレスで迎えた58分から古橋が途中出場。試合終了間際の92分、相手ゴールエリア内で古橋はアヨ・オビレイェから後頭部を叩かれ、そのままピッチへと倒れこんだ。レフェリーはレッドカードを提示し、セルティックにPKを与えた。だがキッカーのギアクマキスはPKを決められず。PKのチャンスを逸したセルティックは0-0でゲームを終えている。
セルティックのポステコグルー監督は「キョウゴをケガで欠くわけにはいかない」と述べ、古橋を先発で使わなかった理由について説明している。『The Scotsman』がその言葉を伝えた。
「選手たちを保護する必要がある。彼は7月に神戸からやってきて、多くの試合に出場している。この間に彼は一度負傷離脱も経験しているからね」
「そしてセルティックにはギアクマキスだけではなく、マイキー(ジョンストン)、ジェームズ(フォレスト)などのアタッカーもいるからね。彼らを選択肢に入れ、シーズンを通じてどうやりくりしていくかが私の仕事。もちろん彼らにゲーム時間を与えることもその一つだ」
そして古橋について「キョウゴは(Jリーグの)シーズン途中で日本を離れたから、フィジカルの維持という点でも注意が必要だ。それに彼はインターナショナルマッチウィークのタイミングで負傷も経験している。彼が日本代表に望まれている存在ということも私は理解している」と、元Jリーグ指揮官ならではの視点で擁護している。
「それにまだ11月になったばかりだ。先は長い。来年の5月まですべてのゲームで力を出し切ることはできない」
今夏スコットランドに新天地を求めた古橋は、ここまで公式戦16試合10ゴールと、早くもセルティック最大の得点源となっている。それだけにリビングストン戦での先発落ちに驚く声も多かったが、指揮官は古橋に無理をさせたくないという狙いがあった模様だ。
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