下部組織を過ごしたクリスタル・パレスで台頭したアーロン・ワン=ビサカは、2018年2月にプレミアリーグデビュー。元々は右ウイングの選手だったが、練習時にチームメートの快速ドリブラーであるウィルフリード・ザハを完璧に止める守備を発揮したことで、右サイドバックにコンバートされた。
すると、このポジションでワン=ビサカは才能を開花させ、ハイパフォーマンスを継続。2018-19シーズンはリーグ戦35試合に出場した。これで各ビッグクラブから注目を集める存在となると、2019年の夏にマンチェスター・ユナイテッドが推定5000万ポンド(約67億円)もの大金を費やして手中に収めた。
マンチェスター・Uではビッグクラブでのプレッシャーに臆することなく、開幕からレギュラーとして活躍。新型コロナウイルス感染拡大で中断する前のプレミアリーグにおいて、リーグ2位となる「99」のタックル数を記録するなど、その評価をさらに高めている。
プレースタイル
ウイングを主戦場としていたワン=ビサカだが、最大の魅力は一対一と強さとスライディングタックル。長い脚を活かしたタックルに加え、素晴らしい敏捷性を備えていることから、一度抜かれたように見えても後方からボールを刈り取ってみせる。
今季のプレミアリーグにおいても、屈指のドリブラーであるマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングをホーム&アウェーの両試合で完封。22歳と若く伸びしろも十分のため、リヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドと共に今後10年にわたってスリーライオンズ(イングランド代表)の右サイドバックは安泰と言われている。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
アーロン・ワン=ビサカ/Aaron Wan-Bissaka
1997年11月26日生まれ 183cm・80kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2016-17 | クリスタル・パレス | 0試合・0得点 |
2017-18 | クリスタル・パレス | 7試合・0得点 |
2018-19 | クリスタル・パレス | 35試合・0得点 |
2019-20 | マンチェスター・U | 35試合・0得点 |
2020-21 | マンチェスター・U | 14試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年1月10日現在)
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