ミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチは、世界各国で感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響を受け、イタリアを支援するためにファンドレイザーを立ち上げたようだ。
世界で猛威を振るう新型コロナウイルスは、欧州で大きな被害を及ぼしている。特にイタリアは、感染者3万5000人以上、死者は間もなく3000人に達しようとするなど、甚大な被害を受けている。フットボール界においても、ユヴェントスのイタリア代表DFダニエレ・ルガーニの陽性反応を皮切りに各クラブで感染者が増えてリーグ戦は中断に。イブラヒモヴィッチの所属するミランの選手たちは自宅待機を命じられている。
この非常事態に立ち上がったのがイブラヒモヴィッチだ。自身の『Instagram』で対新型コロナウイルスに向けてのクラウドファンディングをスタートさせることを発表。投稿されたビデオの中では「イタリアは俺に本当に多くを与えてくれた。この大変なときに、俺は愛するこの国に恩返しをしたい」と語り、支援を約束している。
「俺と働いている奴らと一緒に、ヒューマニタス病院のためにファンドレイザーを立ち上げ、このメッセージを拡散させるために俺のコミュニケーションパワーを使うことを決めた。これは深刻な問題で、具体的な支援が必要だ。仲間やすべてのプロアスリート、金額にかかわらず寄付したい人たちの寛大さを頼りにしている。一緒になれば命を救うために毎日無私無欲に働く病院や医者、看護師を助けることができるはずだ。一緒にコロナウイルスを蹴り飛ばし、この試合に勝利しよう!」
最後には「覚えていろ。ウイルスがズラタンに向かってこないのなら、ズラタンからウイルスのほうに向かって行ってやる!」と締めくくったイブラヒモヴィッチ。この非常事態にすぐさま立ち上がって行動に移すあたりが、イブラヒモヴィッチの人間性を表していると言っていいだろう。
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