カタール・ワールドカップのアジア最終予選第3節、サウジアラビアvs日本の大一番を前に、サッカー解説者の水沼貴史氏がこの一戦の注目ポイントを『DAZN』に語った。
7日に敵地でサウジアラビアと、12日にはホームでオーストラリアと戦うことになる日本代表。水沼氏は「アウェイでサウジアラビアと戦い、そして(日本に)帰ってきてオーストラリアと戦う。勝ち点を上に行かれているチームとの対戦になりますので、是が非でも勝つか、最低でも相手に勝ち点を与えない、そんな戦い方が必要かなと思います」と述べている。
「特にサウジアラビアはアウェイ戦なので。アジアカップ(2019年のアジアカップラウンド16では、セットプレーから冨安健洋がゴールを決め、日本が1-0で勝利)の時にボールを持たれてしまい、日本は(試合の主導権を)握れなかった。でもセットプレーでしっかりと得点をして勝ちきることができた。そんな戦い方も想定しながらになると思います」
水沼氏はサウジアラビアの印象について「ボールを持つと厄介な選手たちが多い。ドリブルで仕掛ける、コンビネーションで仕掛けてくる。ただ、バランスを崩すと当然前がかりになってくることもあると思うので。相手の前に出てきたところを逆にカウンターとか、ショートカウンターで狙えることができたら」と攻守の切り替えがポイントになると強調した。
「相手の個、特にオンのところでしっかりとプレッシャーをかけて奪い切る。そしてオフで自分たちが良い守り方をして、バランスを整えて、(攻撃に)出ていく準備をして戦って欲しいなと思います」
日本代表選手の注目ポイントについては「久保(建英)がいないとか、伊東(純也)がいないとか、あると思いますが、堂安律(※編集部注:堂安は7日に負傷での代表離脱が公表された)もクラブでは試合に出ていますし、非常に調子が良いと思います。あとは今回、浅野(拓磨)が呼ばれています。トップの使い方もあるでしょうけれども、右サイド、そういうところで相手が出てきた背後のところを狙う。そういう動きができる選手だと思います。原口(元気)も当然右ができると思いますので、ボールを足元で受けるというよりは、背後をつけるようなそんな動きが必要になってくるかなと思います」と、裏を狙う動きの重要性を説いている。
「前回はケガで出られなかった南野(拓実)もクラブ(リバプール)では、リーグ戦でなかなかチャンスがないですけれど。リーグカップとかチャンピオンリーグとかそういうところでしっかり出場機会を得ているので、コンディションは上向いてきていると思います」
「ボランチも田中(碧)が招集されたり、今回はケガ人がいる中でも、新しく呼ばれている選手がしっかりと結果を出すことによって、より日本代表チームがレベルアップし競争力も上がって、良いチームになっていくと思います。そういう選手たちにも期待したい」
カタール・ワールドカップ本大会出場に向け、日本代表は難敵サウジアラビアから敵地で勝ち点3をもぎ取ることができるのか。大一番のサウジアラビア戦は日本時間7日26:00キックオフとなる。
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W杯アジア最終予選では、日本代表のホームは地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信する。
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