バルセロナ新会長候補のヴィクトル・フォント氏が、クラブの今後について語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
バルセロナでは先日、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任を発表。2019-20シーズン終了後に退団騒動を巻き起こしたリオネル・メッシが、紆余曲折を経て残留を明言する際に同会長を批判する旨のコメントを発しており、ファン・サポーターからの反感がピークに達しているなかでの辞任劇となった。
後任はまだ定まっていないが、本来なら来年に行われる予定だった会長選への出馬を予定していたフォント氏は、巨額の投資による再建が必要だと口にしている。
「これは大きなチャレンジだ。特にコンペティションはより激しくなり、多くのクラブが非常にパワフルなオーナーによって所有されるこの時代ではなおさらだ。そのうえ、バルセロナにはスタジアム再建に向けた巨額の投資が必要で、さらに世界は今、最悪の危機の一つに直面する。だから、我々にはとても堅実なプランが必要で、これこそ我々がここ数年間を通して行ってきたものであることは明白だ」
また、試合の支配をベースにした攻撃的なアクションフットボールを哲学に持つバルセロナにおいて、その遺伝子を持つ人々の帰還を画策しているようだ。
「とても強力で競争力のあるプロジェクトを作り上げることを私たちは意図している。組織を通してヨハン・クライフが根付かせたスタイルをバルセロナが継承していることは幸運だ。このスタイルについてよく知る多くのプロフェッショナルたちがこのクラブのファンであり、クラブを愛している。ペップ・グアルディオラやシャビ、イニエスタ、カルレス・プジョルのように」
さらに、そういった人物たちの存在が、2021年夏に退団する可能性が議論されているメッシの慰留に影響を及ぼすだろうとフォント氏は語った。
「彼らはバルセロナを愛するが、バルサで働いていないレジェンドたちだ。とても競争力のあるプロジェクトを掲げるためには、彼らの帰還が必要だ。メッシに必要な唯一のことは、彼が次のチャンピオンズリーグで優勝できるプロジェクトの一員であることを理解することであり、私たちがバルセロナの舵を取ることになれば、メッシを引き留められると確信している」
移籍市場 関連記事
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。