ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が、今季序盤にチームを率いたミチェル前監督を「悪い監督」と形容したことが話題となっている。
昨夏、バレンシアへと渡ったホセ・ボルダラス監督に代わりヘタフェで指揮を執ることになったミチェル前監督。2008〜2011年にも同チームを率いてヨーロッパリーグ出場に導くなどの功績を残したレアル・マドリードのレジェンドだったが、今季は開幕からの成績が1分け7敗と勝利が遠く、あえなく解任となった。ヘタフェはその後、こちらもかつてチームを率いたことがあるキケ・サンチェス・フローレス監督を招へいして調子を上げ、ラ・リーガ第37節バルセロナ戦(0-0)で残留を決めている。
そして18日、トーレス会長は残留決定に関する記者会見を開いて、そこで問題発言を口に……。サポーターに感謝を告げる際、こう語ったのだった。
「サポーターには感謝をしているよ。私たちはもう死んでいると誰もが思っていた。8試合で勝ち点1しか獲得できなかった難局を、乗り越えたチームはかつて存在しないという意見も聞くことになった。しかし陣容は良くて、監督が悪かったことが証明されたわけだよ」
「私は間違いを犯し、だから修正を行った。1月に選手補強もして、チームは昨季よりも多い勝ち点を獲得したんだ」
その後、ミチェル前監督はスペイン『オンダ・セロ』とのインタビューに応じた。電話に出たとき、「どうも、私が悪い監督です」との冗談でインタビューをスタートさせた同指揮官は、トーレス会長について次のような見解を示している。
「アンヘル・トーレスがどのような人物がかを説明する必要はないだろう。彼は素晴らしい会長だが、しかしマイクを前だと騒動を引き起こす。今回のことには多少驚いているが、しかし実際のところ、そこまで大きな驚きではないよ」
「もし私が悪い監督だとしたら、彼が自分と2回も契約を結ぶことはないはずだ。それに、彼は陣容は素晴らしかったと言ったが、冬に5選手も補強しているじゃないか」
「私は会長に対する悪い言葉を持ち合わせていない。マイクの前に立つ彼を除いてね」
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