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【注目選手】神出鬼没のアタッカー、トーマス・ミュラー | バイエルン | ブンデスリーガ

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【注目選手】神出鬼没のアタッカー、トーマス・ミュラー | バイエルン | ブンデスリーガ(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー注目選手】バイエルン・ミュンヘンのシンボル、トーマス・ミュラー。経歴やプレースタイル、ゴール&アシスト集を動画とともに紹介していく。

バイエルン・ミュンヘンのシンボルと言えば、誰を思い浮かべるだろうか。ここ10年間に限れば、トーマス・ミュラーの名前が多く挙がることだろう。

バイエルンの下部組織出身であるミュラーは、ユルゲン・クリンスマン監督が指揮していた2009年にトップチームデビュー。2009年夏にはルイ・ファン・ハール監督が就任すると、主力選手としてトップチームに定着。2009-10シーズンはリーグ戦全34試合に出場、チャンピオンズリーグでも2ゴールを奪って決勝進出に貢献した。

その後も絶対的なセンターフォワードではない中で、ゴールをコンスタントに奪い続け、2010-11シーズンは公式戦19ゴール、2011-12シーズンは11ゴールを記録した。そして、2012-13シーズンには23ゴールを挙げ、クラブ史上初の3冠獲得に貢献している。

以降もクラブのシンボルとして継続的に活躍を続け、30歳となった2019-20シーズンはアシストを量産。公式戦36試合で19アシストをマークし、キャリアハイとも評価される。2020年4月には、契約を2023年まで延長し、キャリアすべてをバイエルンに捧げることが濃厚となった。監督が起用しなければ、ドイツメディアからの批判もあるほどの影響力であり、バイエルンではもはやリビングレジェンドという位置づけだ。

ドイツ代表では2010年にデビューし、これまで3度のワールドカップに出場。2010年には南アフリカ・ワールドカップのゴールデンブーツ賞を受賞し、ベストヤングプレイヤーにも輝いた。4年後のブラジル・ワールドカップでは優勝を経験し、個人としてもベストイレブンに選出されている。だが、2018年のロシア・ワールドカップでグループステージ敗退という失意の結果に終わると、2019年3月にはヨアヒム・レーヴ監督から引退勧告を受け、以降は代表から遠ざかっている。

プレースタイル

攻撃的なポジションであれば、サイドから中央まですべてをこなすことが可能だが、適正ポジションはセカンドトップとされている。“神出鬼没”がミュラーのキーワードであり、類まれなポジション感覚と攻撃センスで多くのゴールを生み出してきた。

フィジカルやスピードが特段優れているわけではないが、基本の技術が高く、パスやシュート、ドリブルまで高水準で期待することができる。また、ポジション感覚を生かしたヘディングも武器である。勝負強さも魅力であり、大一番で決定的な仕事をこなすメンタリティも備えている。

アシストの多さで証明している通り、味方を生かす能力も非常に高い。バイエルンで相棒であるロベルト・レヴァンドフスキもミュラーが近くにいる心強さを過去には語っている。

動画:プレー集

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エピソード

妻のリサさんとは2009年に結婚。当時20歳にして既婚者となっている。また、リサさんは馬術の選手でもあり、自宅では馬も飼っている。

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プロフィール・経歴

トーマス・ミュラー/Thomas Müller

1989年9月13日生まれ 186cm・75kg 利き足:右

シーズン所属クラブ出場・得点
2008-09バイエルン4試合・0得点
2009-10バイエルン34試合・13得点
2010ー11バイエルン34試合・12得点
2011-12バイエルン34試合・7得点
2012-13バイエルン28試合・13得点
2013-14バイエルン31試合・13得点
2014-15バイエルン32試合・13得点
2015-16バイエルン31試合・20得点
2016-17バイエルン29試合・5得点
2017-18バイエルン29試合・8得点
2018-19バイエルン32試合・6得点
2019-20バイエルン33試合・8得点
2020-21バイエルン20試合・10得点

※成績は国内リーグ(2021年2月26日現在)

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