レアル・マドリードMFダニ・セバージョスは、来夏に古巣ベティスに復帰するのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。
セバージョスは今夏U-24スペイン代表として望んだ東京五輪で足首を負傷し、所属クラブのレアル・マドリードで、ここまで離脱を強いられてきた。今月19日に行われたラ・リーガ第18節カディス戦(0-0)で、ようやく招集リストに含まれたものの、結局出場機会は得られていない。
過去2シーズンをレンタル移籍によってアーセナルで過ごし、レアル・マドリードでは2019年4月以降ピッチに立っていないセバージョスに対しては、ここ最近古巣ベティスからの興味が噂されており、この冬の市場で移籍する可能性すら報じられている。しかし『マルカ』は、もしセバージョスの古巣復帰が実現するとしても、来夏の市場になるとの見解を示す。
その理由として挙げられるのは、ベティス側の事情という。ベティスがセバージョスに興味を持っているのは事実のようだが、彼を選手登録するためには他選手の放出が必要で、また現在はMFセルヒオ・カナレス、MFフェキル、FWボルハ・イグレシアスらとの契約延長に資金を投じているためにレアル・マドリードに移籍金を支払う余裕もないとみられる。さらにマヌエル・ペジェグリーニ監督は、冬の市場で陣容を変化させることには否定的とのことだ。
加えてレアル・マドリードにとっても、セバージョスをこのタイミングで放出するのは、得策ではないという。『マルカ』は、MFイスコが完全に存在感を消している現在のチームにおいて、カルロ・アンチェロッティ監督が今季終了まで似たタイプのセバージョスを起用する可能性を指摘。そして契約期間が残り1年となっている来夏には、レアル・マドリード、ベティス、セバージョスの三者が、スムーズに移籍交渉を進めるだろうとの予測も記している。
レアル・マドリードは2017年、移籍金1650万ユーロでベティスからセバージョスを獲得していた。
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