昨季、ギリシャ1部PAOKテッサロニキに所属していた香川は、なかなか出場機会に恵まれず昨年12月末に双方合意の上で契約を解除。新天地を模索していた。そんな中、シントトロイデンが香川に獲得オファーを提示。今回、契約基本合意に至った。
現在32歳の香川は2010年にセレッソ大阪からドルトムントに移籍。ユルゲン・クロップ監督の下、加入1年目からブンデスリーガ制覇に貢献し、翌シーズンにはリーグ連覇を経験するなど大きな存在感を放った。 12年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍して以降、ドルトムント、トルコのベシクタシュ、スペインのレアル・サラゴサ、PAOKを渡り歩き、今回はシント=トロイデンへ加入が内定した。
11日の記者会見では「昨年、1年プレーしていなかった。単純にプレーがしたい」と強調。Jリーグ復帰に関しては 「夏に復帰する選手も増えて盛り上がってるなかで考えるところもあった」としつつ、自身の思いを明かしている。
「ヨーロッパに残ってチャレンジしたい気持ちのほうが上回った。そこで成長できるというほうが上回って決断した。何より自分自身サッカー選手として、ただ成長し続けたいですし、その感覚と自信があるので挑戦を選びました。ただ、それはピッチで証明しないといけないと強く感じていますので、今年は言葉ではなくピッチ上で皆さんに証明したいです」
シント=トロイデンには日本人選手も多く、特に若手選手が多い状況。彼らに対して「僕も初めて欧州の同チームで日本人選手とプレーするので、とても新鮮ですしワクワクしています」と語り、一緒に成長していきたいと口にした。
「彼らは若くて野心をもってチャレンジしているので、僕もそうだったように、そういう選手と切磋琢磨したいです。僕が教えるよりも得られることがたくさんあると思います。もちろん自分の経験から伝えられることもたくさんあるのでみんなでシェアして、一体感をもってチームが上に行くために進んでいきたいです」
新たな移籍先としてベルギーを選んだ香川。ここからどんな成長を遂げていくのか楽しみにしたい。
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