アヤックスのCEOを務めるエドウィン・ファン・デル・サール氏が、今夏に主力の数人を売却する可能性を認めた。
昨季にエールディヴィジとリーグカップの二冠を達成し、チャンピオンズリーグでもベスト4に残ったアヤックス。昨年の夏に多くの主力が抜けるかと思われたが、フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)とマタイス・デ・リフト(ユヴェントス)が引き抜かれた一方、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークやカメルーン代表GKアンドレ・オナナ、アルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコら有望株は残留した。
ファン・デル・サールCEOは、今シーズン後の移籍市場で一部の有力選手を売却する可能性を示唆。一方で、新型コロナ禍で他クラブの財政状況が苦しい中でも、選手の大幅ディスカウントを実施つもりはないことを『ロイター』で強調した。
「去年の1月、我々は7、8人の選手を失うと言われていた。しかし、流失したのは2人のキープレーヤーだけだった」
「バイエルンのようなビッグクラブはこれから数回の移籍市場で移籍金が下落すると言っているが、彼らは買い手だからそのように言うことは簡単だろうね。もちろん、1億5000万ユーロや2億ユーロの移籍はないだろう。とはいえ、アヤックスの選手には価値があるよ。よく教育されており、欧州の大舞台で勝ち抜いた経験もあるからね」
「昨年、我々はオナナ、タグリアフィコ、ファン・デ・ベークらともう1年とどまることで合意したんだ。お互いのことを考えていくし、彼らのキャリアについても助けるつもりだ。物事に変化はない。50%もディスカウントすることはないね。いずれのクラブもこれを忘れないでほしい」
なお、アヤックスは今年2月、モロッコ代表MFハキム・ツィエクをチェルシーに売却することで合意。ファン・デ・ベークに関してはレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、オナナに関してはチェルシーやパリ・サンジェルマン(PSG)が獲得に興味を示していると言われている。
移籍市場 関連記事
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。