エンドンベレはフランス生まれだが、両親はコンゴ民主共和国出身。フランスに移住し、2011年にギャンガンの下部組織に加わった。ピッチ内では実力を証明していたが、素行の問題でトップチームに昇格することができず。2014年にアミアンBへと新天地を求めることになる。
アミアンBで結果を残すと、2016-17シーズンにトップチームデビュー。1年目からリーグ戦30試合に出場し、2得点7アシストの成績を収めた。翌シーズンにはフランスの名門リヨンへとステップアップ。1年目からリーグ戦32試合に出場すると、2018-19シーズンはブレイクを果たす。チャンピオンズリーグでもマンチェスター・シティやバルセロナ相手に印象的なパフォーマンスを見せ、一気に人気銘柄となった。
すると2019年7月には、クラブ史上最高額となる移籍金6500万ポンド(約88億円)でトッテナムへと加入。だが、シーズン途中に就任したジョゼ・モウリーニョの信頼をつかめず、1年目はリーグ戦12試合の先発出場にとどまっている。
フランス代表としてはU-21でプレーしており、2018年10月に初招集。アイスランド戦でデビューを果たしている。2021年のEURO、2022年のカタール・ワールドカップでは主力に定着している可能性もありそうだ。
プレースタイル
エンドンベレは中盤の底やインサイドハーフを本職とする、“ボックストゥボックス”型の選手だ。強靭なフィジカルを生かした守備での貢献はもちろん、攻撃的なセンスの高さも見逃せない。
2018-19シーズンのリーグ・アンでは、チームトップのドリブル成功数を記録するなど、ドリブルの技術が非常に高い。シザースやキックフェイントなど足元の技術には自信を持っており、1対1でも積極的に仕掛けていく。また、パスの正確性も確かで、リヨン時代にはチーム3位のキーパス数も記録していた。
運動量も豊富で、タフなプレミアリーグでも重宝される存在。1年目は難しいシーズンとなったが、今後の活躍を期待したいところだ。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
タンギ・エンドンベレ/Tanguy Ndombele
1996年12月18日生まれ 181cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2013-14 | ギャンガンⅡ | 0試合・0得点 |
2014-15 | アミアンⅡ | 0試合・0得点 |
2015-16 | アミアンⅡ | 18試合・1得点 |
2016-17 | アミアン | 30試合・2得点 |
2017-18 | リヨン | 32試合・0得点 |
2018-19 | リヨン | 34試合・1得点 |
2019-20 | トッテナム | 21試合・2得点 |
2020-21 | トッテナム | 20試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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