コロンビア生まれのジェリー・ミナは、2013年に母国のデポルティーボ・パストでプロキャリアをスタート。翌年に強豪インデペンディエンテ・サンタフェへとステップアップした後、2016年にブラジルのパルメイラスに活躍の場を移す。
パルメイラスで35試合に出場し、センターバックながら9ゴールを奪う活躍を見せたミナ。同年にコロンビア代表デビューも果たすなど、徐々に欧州でもその名が注目されるようになる。すると2018年1月、バルセロナへと移籍を果たした。
世界屈指の強豪に加入したミナだったが、バルセロナでの激しい競争の中で居場所を確保することはできず。公式戦わずか6試合の出場に留まると、2018年8月にはエヴァートンへと放出された。初挑戦のプレミアリーグでも、加入後1シーズン目は度重なる負傷によって満足なプレー時間を得られず、苦しい時期を過ごすことになる。
それでも、コロンビア代表として参加した2018年ワールドカップでは、センターバックながら3ゴールをマーク。DF登録の選手として大会最多タイ記録に並んだ。そして名将カルロ・アンチェロッティ体制初のフルシーズンとなった2020-21シーズンは、期待されていたポテンシャルを存分に発揮。最終ラインに君臨し、躍進見せるチームを支えている。
プレースタイル
195cmと恵まれた体躯に抜群の身体能力を併せ持ち、思い切りの良さとスピードを活かして広範囲をカバー。球際でも無理が効く選手だ。そして、最大の武器は空中戦。高さ、タイミング、位置取りも絶妙で、圧巻の強さを発揮し、貴重な得点源として機能する。課題であった安定感も、アンチェロッティ監督の指導によって徐々に身に着けてきた。ビルドアップも問題なく参加できるなど、ハイテンポで進む現代サッカーで必要な要素を持ち合わせている。
プロフィール・経歴
ジェリー・ミナ／Yerry Mina
1994年9月23日生まれ 195cm 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2014 | インデペンディエンテ・サンタフェ | 28試合・3得点 |
| 2015 | インデペンディエンテ・サンタフェ | 21試合・1得点 |
| 2016 | インデペンディエンテ・サンタフェ | 10試合・2得点 |
| 2016 | パルメイラス | 13試合・4得点 |
| 2017 | パルメイラス | 15試合・2得点 |
| 2017-18 | バルセロナ | 5試合・0得点 |
| 2018-19 | エヴァートン | 13試合・1得点 |
| 2019-20 | エヴァートン | 29試合・2得点 |
| 2020-21 | エヴァートン | 17試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月26日現在）
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