2006年にコロンビア2部のエンヴィガドでキャリアをスタートさせたハメス・ロドリゲスは、2008年1月に隣国アルゼンチンのバンフィエルドにわたり、2009年2月にトップチームデビュー。同年2月には17歳にして初ゴールを決め、アルゼンチンにおける外国人選手史上最年少ゴール記録を樹立した。
若くして才能を開花させたハメスは、2010年夏に名門ポルトに移籍。2012-13シーズンから背番号10を着用し、UEFAチャンピオンズリーグなどでトップクラブ相手に通用する実力を示しながら評価を高めていく。そして、 マンチェスター・ユナイテッドなどからのオファーが報じられる中で、2013年夏にモナコへと移籍。この頃からコロンビア代表での立場を不動のものに。鮮烈なボレーやループシュートを決めるなど躍動し、2014年ブラジル・ワールドカップ（W杯）では6ゴールで得点王に輝いた。
大会終了後、かねてより憧れを口にしていたレアル・マドリードに推定移籍金8000万ユーロで完全移籍。しかし、同クラブではなかなか定位置を確保できず、2017年夏に出場機会を求めて、バイエルン・ミュンヘン に期限付き移籍した。二度のブンデスリーガ制覇に貢献するも、2019年夏に契約満了でレアル・マドリードに復帰した。
レアル・マドリードとバイエルンで師事した名将カルロ・アンチェロッティの誘いに応じ、2020-21シーズンからはエヴァートンでプレー。プレミアリーグ初挑戦に意欲を高めている。
プレースタイル
最も“大暴れ”できるポジションはトップ下だ。左右両足のテクニックは高いレベルにあり、視野の広さも抜群。シュート、ドリブル、パスがすべて超一流クラスと3拍子揃っており、攻撃性能に関しては世界屈指の実力を備えている。
ゲームメイクもこなせる戦術眼も有する一方で、スター揃いのレアル・マドリードで苦戦したのも事実。良くも悪くもチームの王様として輝く選手であり、主役として振る舞える時にこそ持ち味を存分に発揮する。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ハメス・ロドリゲス／James Rodriguez
1991年7月12日生まれ 180cm・75kg 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2008-09 | バンフィエルド | 12試合・1得点 |
| 2009-10 | バンフィエルド | 30試合・4得点 |
| 2010-11 | ポルト | 15試合・2得点 |
| 2011-12 | ポルト | 26試合・13得点 |
| 2012-13 | ポルト | 24試合・10得点 |
| 2013-14 | モナコ | 34試合・9得点 |
| 2014-15 | レアル・マドリード | 29試合・13得点 |
| 2015-16 | レアル・マドリード | 26試合・7得点 |
| 2016-17 | レアル・マドリード | 22試合・8得点 |
| 2017-18 | バイエルン・ミュンヘン | 23試合・7得点 |
| 2018-19 | バイエルン・ミュンヘン | 20試合・7得点 |
| 2019-20 | レアル・マドリード | 8試合・1得点 |
| 2020-21 | エヴァートン | 9試合・2得点 |
※2020年11月30日現在（成績は国内リーグ）
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