母国クラブでキャリアをスタートさせたクロアチア代表FWアンテ・ブディミルは、2014-15シーズンにブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに完全移籍したが、そこでは輝きを放てず。2015年夏にはセリエBだったクロトーネにレンタルで加わることとなった。
そして、そのシーズンに才能が開花してリーグ戦40試合で16ゴールを記録。クラブ史上初のセリエA昇格に貢献し、その立役者の1人としてアーセナルなどからの関心も報じられた。
とはいえ、それからサンプドリアに完全移籍し、その後に再びクロトーネへのレンタルから完全移籍に移行するなかで、再び得点を量産することはできず。それでも2019年初めに加わったマジョルカでは、2019-20シーズンにラ・リーガ35試合13ゴールを決めて降格したチームのなかで気を吐くなど、浮き沈みの激しいキャリアを過ごしている。
プレースタイル
クロトーネ、マジョルカといったクラブで結果を残してきていることは偶然ではないだろう。190cmの長身の生かしたポストワークで前線で起点となり、巧みな身体の使い方、長い手足で囲まれた状態でも時間を作ることができる。さらに、独力でシュートまで持ち込むこともでき、劣勢に立たされた状況で一筋の希望となる存在だ。
プロフィール・経歴
アンテ・ブディミル／Ante Budimir
1991年7月22日生まれ 190cm・75kg 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2011-12 | ザプレシッチ | 24試合・6得点 |
| 2012-13 | ザプレシッチ | 31試合・10得点 |
| 2013-14 | ロコモティヴァ・ザグレブ | 27試合・14得点 |
| 2014-15 | ロコモティヴァ・ザグレブ | 3試合・5得点 |
| 2014-15 | ザンクトパウリ | 19試合・0得点 |
| 2015-16 | クロトーネ | 40試合・16得点 |
| 2016-17 | サンプドリア | 11試合・0得点 |
| 2017-18 | クロトーネ | 22試合・6得点 |
| 2018-19 | クロトーネ | 17試合・3得点 |
| 2018-19 | マジョルカ | 18試合・5得点 |
| 2019-20 | マジョルカ | 35試合・13得点 |
| 2020-21 | オサスナ | 4試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月3日現在）
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