バルセロナとFWウスマン・デンベレが最終的に契約を延長する可能性はあるのだろうか。スペイン『マルカ』は「簡単ではない」ことを強調している。
今季限りとなっている契約の延長交渉が決裂していたバルセロナとデンベレ。バルセロナは冬の移籍市場でデンベレの売却を試みたが失敗し、チャビ・エルナンデス監督の意向により招集外扱いから再び戦力に加えていた。そして現在、フランス代表FWは指揮官の期待に応える活躍ぶりを披露している。
では、デンベレとバルセロナが再び契約延長交渉に望む可能性はあるのだろうか。『マルカ』曰く、交渉を行うことはあり得そうだが、やはり合意は簡単ではないようだ。
デンベレはチームメートやチャビ監督に対してバルセロナでプレーし続ける意向を示している模様。契約切れまで3カ月という状況だが、いまだ他クラブへの移籍は内定しておらず(関係者はPSGなどと接触している様子)、バルセロナが納得できる契約延長オファーを提示するならば、すぐにでもサインを交わす考えという。
その一方でバルセロナ側は、チャビ監督がデンベレ残留を希望していることを受けて、再び契約延長交渉に取り組む考えがある様子。しかしながら、色々と条件を飲むべきなのはデンベレ側である、という考え自体は変わっていないようだ。財政難にあるバルセロナは、もしデンベレと再び交渉に臨む場合には自分たちのことを厳しく締め付けるサラリーキャップについて選手側に理解してもらい、年俸の一部を出場試合数やタイトル獲得の出来高制にすることを求めていく方針とみられる。
デンベレは現在、チャビ監督からしっかりと評価され、チームにもより馴染んでいると感じている様子だが、それでも代理人の影響からか金銭的な評価も求めている模様。とりわけ、今より好条件の契約をオファーするクラブが存在していることから、バルセロナからも相応の条件を期待しているという。
果たして、バルセロナとデンベレは分かり合うことができるのだろうか。なおデンベレの去就は、ウォルバーハンプトンからレンタルで獲得したFWアダマ・トラオレや、今夏獲得を狙っているとされるリーズFWラフィーニャの扱いにも影響を与えることになりそうだ。
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