今後に向けて大きな意味を持つ10月シリーズ。サウジアラビア戦に敗れて崖っぷちに立たされていた日本は、オーストラリア戦で2-1の勝利を飾り、大きな勝点3を手にした。
この試合を振り返った中村氏は、前半に主導権を握ることになった2つのポイントを挙げた。一つ目はMF伊東純也とMF南野拓実のポジショニングだ。中村氏は「この試合ではサイドバック(への守備)を捨てて、CBとサイドバックの間からプレスをかけていた」と説明し、これにより相手のビルドアップを寸断できたと口にした。
そして、もう一つがMF守田英正とMF田中碧の立ち位置だ。インサイドハーフに入った二人は、マークしづらい立ち位置を取ることで相手の守備ブロックを惑わせることに成功。「相手がきているけど、相手を見ながらいなす。相手を動かす、ボールを蹴ることを怖がらない。そういうプレーによって味方のポジションが決まり、プレスを浴びにくくなっていた」と解説した。
改めて試合を振り返った中村氏は「いま見ても痺れますね」と一言。「本当に見ている人たちが心震えるような試合だったので良かったと思います」と勝利を喜んだ。
また、田中にインタビューしたことについては「ちょっと変な感じでした」と苦笑い。続けて、「代表選手とインタビュアーとしてこの舞台でまさか(インタビューするとは)。本当に最初にトップに上がってきた時は大丈夫かなと心配するような選手だったけど、彼は努力の天才だったし、足りないところを補うようにやってきた。胸が熱くなりました」と思いを語った。
次の11月シリーズで日本代表はどんな戦いを見せるのか。楽しみにしたい。
やべっちスタジアム
配信:DAZN 配信日:毎週日曜
出演:矢部浩之、黒木ひかり(敬称略)
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