オランダ代表の指揮官を務めるロナルド・クーマン監督は、1月にバルセロナがエルネスト・バルベルデ前監督を更迭した際に、自身のところに監督就任のオファーがあったことを明かした。『FOXスポーツ』が伝えた。
現役時代にバルセロナで6シーズンを過ごし、その後指導者になってからアシスタントコーチを務めた経験もあるクーマン監督は、18年からオランダ代表監督に就任。今年の欧州選手権(EURO)2020では、どんな成績を残すか大きな注目を浴びている。
クーマン監督は昨年から「バルセロナからオファーがあれば、カンプ・ノウに戻れる」という条項が含まれていることを公表しており、かつて選手として活躍したクラブへの帰還が囁かれていた。そして現地時間3日、2020-21シーズンのUEFAネーションズリーグ組み合わせ抽選会に現れたクーマン監督は記者の前で「実はバルセロナからオファーがあった」と語り、1月のバルベルデ監督更迭の際に監督オファーの打診があったと明かしている。
「確かに私のところへ打診があったよ。だが私は今オランダ代表を率いている。だから“今はできない”と返事をしたんだ」
結果として今回のタイミングでは監督オファーを承諾しなかったクーマン監督。来季のUEFAネーションズリーグがイタリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランドと同組になったことに「悪いグループではないと思う。もっと状況の厳しい“死の組”になる可能性だってあったわけだからね」と笑顔で語っており、現時点では古巣に戻る考えはないようだ。
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