チェルシーは25日、クラブ公式サイトを通じてフランク・ランパード監督に別れを告げることになったと発表した。
2019年夏から現役時代に活躍したチェルシーの指揮官に就任したランパード監督は、2019-20シーズンこそプレミアリーグを4位で終えてUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の出場権を獲得したが、続く2020-21シーズンは19試合消化時点で9位と振るわず。
開幕前には推定2億2000万ポンド(約312億円)とも報じられる補強資金を投入し、ティモ・ヴェルナーやカイ・ハヴェルツといったスターを獲得していただけに、批判を浴びていた。
そして、チェルシーはランパード監督への感謝を伝えつつも「最近の成績やパフォーマンスはクラブの期待に応えられておらず、持続的な改善への明確な道筋が見られないまま、順位は中盤にとどまっています」と解任理由を説明。レジェンドとの別れを惜しみつつも、熟考した結果、「今すぐに交代が必要」だと判断したとのことだ。
また、チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントした。
「今回の決断は、クラブにとって非常に難しいものでした。特に私はフランクと個人的な素晴らしい関係があり、彼を最大限に尊重しているためです」
「彼は誠実な人物で、仕事に関して最高の倫理観を備えています。しかし、現在の状況であれば、監督を交代させるのがベストだと考えられました」
「クラブ、理事会、そして個人を代表してフランクの指揮官としての仕事に感謝し、今後の成功を祈ります。彼はこの素晴らしいクラブの重要な象徴であり、ここでの彼の地位が低くなることはありません。彼がスタンフォード・ブリッジに戻ってくれば、いつでも暖かく歓迎するでしょう」
また、クラブは声明の中で、新監督が決定するまではこれ以上のコメントを控えると強調。しかし、各紙ではトーマス・トゥヘル監督が後任として有力との見方がされている。
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。