マジョルカの新監督となったハビエル・アギーレ氏が25日、入団会見に臨んだ。クラブのオウンドメディアがその模様を伝えている。
成績不振で監督解任となったルイス・ガルシア・プラサ氏の後任としてマジョルカにやって来たアギーレ氏。2022年2月26日にモントレイ監督を解任されてから、わずか1カ月での現場復帰となったが、会見ではモチベーションにあふれていることを強調した。
「モンテレイを去ってからたった1カ月だが、フットボールとはこういうものなんだ。自分のキャリアはこのようにして道となっていったわけだよ。私は意欲に満ちあふれている。時間を無駄にするため、楽しく過ごすため、日光浴をするためにここにやって来たわけじゃない。そこは断言できるよ。水着は持ってきていないんだ(笑)」
「マジョルカにはいつも注目していた。歴史的なクラブだし、私のスタッフにはここ出身の人間が2人いるんだ。彼らからクラブのことや、この島で過ごす日々の素晴らしさを聞いているよ。だが何よりも、私はマジョルカの陣容に惹かれた。このチームには素晴らしいクオリティーがあり、レベルが高い。目標達成への自信があるし、だからこそここにやって来たわけだ」
マジョルカは現在、降格圏の18位に位置。ラ・リーガで最後に率いたレガネスでは2部降格を防げなかったアギーレ氏だが、オサスナ、レアル・サラゴサ、エスパニョールでそうしたように残留請負人の任務をまっとうできるのだろうか。
「降格圏にいるならば、もちろん厳しい状況ではある。スペインでの最後の経験では、残留まであと5分間だけ足りなかった。ここではすべてがうまくいき、マジョルカが残留できることを期待している。とりあえず今はロッカールームがどういった雰囲気にあるかを知ろうと思う。私たちは残りの9試合で、いつも以上の力を発揮しなくてはならない。これからマジョルカは、勝ち点27を獲得できる9試合のリーグ戦に臨むんだよ。パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、1試合ずつ)で進まなくてはいけない」
「プレーシステムについて? それは自分の手の中にあるものと、すべてがどう機能していくか次第となる。私たちの進む道は、ライバルと必要な勝ち点次第になるんだ。まずは土曜日(4月2日)、ヘタフェ戦に目を向けなくてはならない」
元日本代表指揮官はまた、MF久保建英が大切な存在になるかを問われて、次のように返答している。
「そうなってもらわなくては困る。彼はほかと一線を画す、違いを生み出せる選手なのだから。技術に優れ、ドリブルで突破する力があり、スタンドの観客を立ち上がらせる。私たちは今、そうしたことを必要としているんだよ」
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