バイエルンのハンジ・フリック監督は、29日のブンデスリーガ第24節ホッフェンハイム戦で起きた一連の出来事に対し、「こんな馬鹿げたことには断固として戦わなければならない」と怒りを示した。
ブンデスリーガで首位を走るバイエルンは29日、ブンデスリーガ第24節でホッフェンハイムと対戦。エースのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキこそ負傷で欠いたものの、ドイツ代表FWセルジュ・ニャブリのゴールを皮切りにブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの2ゴールなどで6-0の完勝を収めた。
ただ、問題となった場面は後半の66分を過ぎたあたりで起きた。敵地に乗り込んだ一部の過激なバイエルンサポーターが、ホッフェンハイムのオーナーであるディートマー・ホップ氏に対する侮辱的なメッセージのバナーを掲出。これに気づいた主審が試合を一時中断し、フリック監督や選手などがサポーターにやめるよう叱責しに行く事態となった。
その後、試合を再開し約10分間プレーしたが、バイエルンのサポーターは収まらず。77分に再び試合が中断し、選手たちが一旦ピッチを去る事態に。結果、再開後の試合終盤13分ほどは、敵味方関係なくパス交換が行われる異様な光景が広がった。
フリック監督は「今日起きたことを申し訳なく思う」と話しつつ、一部のサポーターが起こした問題行為について怒りを露わにした。
「このようなことを放ったままにはできないし、戦うつもりだ。こんな馬鹿げたことには断固として戦わなければならない。フットボールとは関係ない。ああいった連中はここにいるべきではないし、家にいてほしい。あんなものを見ると常に残念な気持ちになる。単純に愚劣な行為だ」
また、フリック監督は「ファンには自分たちのチームを応援し、相手のチームのことは放っておいてほしい。エネルギーを自チームのために使ってほしい。こんな行動をする場所じゃないんだ」と厳しい言葉をぶつけている。今回の一部サポーターの問題行為により、バイエルンにはどんな処分を受けることになるのだろうか。
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