年代別代表のキャリアをを持つDFマテイ・ヨニッチは、母国・クロアチアで2008年にプロキャリアをスタート。国内数クラブを渡り歩き、2015年から韓国の仁川ユナイテッドでプレーすると、初の海外移籍ながら助っ人外国人として十分な働きぶりを披露し、2年連続でKリーグのベストイレブンを受賞する活躍を見せた。
そして2017年からセレッソ大阪に加入すると、評判どおりの高い能力を発揮して開幕からレギュラーを獲得。リーグ戦では全34試合に出場し、6得点の活躍でチームをAFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位に導き、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯ではともに頂点へと駆け上がる最高のシーズンを移籍1年目から過ごした。
2年目以降もその信頼は揺るがず、33試合でフルタイム出場。守備の要として君臨した。組織的な守備に定評があり、細かな規律を重んじるミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任した昨季には、リーグ戦フルタイム出場でクリア、タックル、ブロックなど守備面でのスタッツでリーグトップクラスの数字を記録。リーグ最少失点に大きく貢献した。
在籍4年目となる2020年も最終ラインのリーダーとして君臨。チームの上位進出の立役者の一人となった。2021年のオフには中国の上海申花に移籍。新天地へと活躍の場を移した。
プレースタイル
安定感抜群のCBだ。個人としての記録やチームの失点数が証明するように、その貢献度は数字にはっきりと表れている。
それでいて素晴らしいのがイエローカードの少なさである。過去3年間、101試合に出場して受けた警告はたったの6枚と極端に少ない。もちろん一発退場もなく、CBでありながらこのクリーンさで累積警告による出場停止を経験していない。Jリーグが誇る最強DFと言っても過言ではなかった。彼がファウルを犯すときはよっぽどのときだろう。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
マテイ・ヨニッチ/MATEJ JONJIC
1991年1月29日生まれ 187cm・83kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009-2010 | サダル | 13試合・0得点 |
2009-2010 | ハイデュク・スプリト | 2試合・0得点 |
2010-2011 | ハイデュク・スプリト | 4試合・0得点 |
2011-2012 | サダル | 26試合・0得点 |
2012-2013 | ハイデュク・スプリト | 11試合・1得点 |
2013-2014 | ハイデュク・スプリト | 3試合・0得点 |
2013-2014 | オシエク | 13試合・3得点 |
2014-2015 | オシエク | 18試合・4得点 |
2015 | 仁川 | 33試合・4得点 |
2016 | 仁川 | 24試合・3得点 |
2017 | セレッソ大阪 | 28試合・10得点 |
2018 | セレッソ大阪 | 29試合・5得点 |
2019 | セレッソ大阪 | 23試合・7得点 |
2020 | セレッソ大阪 | 34試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月26日現在)
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