アーセナルは、現在レアル・マドリードからレンタル中のMFマルティン・ウーデゴール残留に失敗した場合に備え、代役を立てているようだ。『Goal』が伝えた。
1月の移籍市場で、半年間のレンタルでウーデゴールを獲得したアーセナル。すると、ノルウェー代表MFはここまで公式戦12試合でプレーし、トッテナムとのダービーでもゴールを記録。ミケル・アルテタ監督もその働きを絶賛しており、すでにチームに欠かせない存在となっている。
『Goal』によると、指揮官の希望もあってアーセナルは来季もウーデゴールを残留させることを望んでいるが、今回のレンタル契約には買い取りオプションは付帯していないという。シーズン終了後に状況を話し合うことで合意しているようだが、レアル・マドリードが放出を許可するのか、そしてアーセナルが完全移籍で獲得する資金を持っているかは不透明なようだ。
そこでアーセナルは、ウーデゴール獲得失敗の場合に備えて代役も検討している模様。レアル・ベティスでプレーするMFナビル・フェキルに関心を示しているという。
2018年にリヴァプール移籍が破談となり、2019年にベティスへ加入したフェキル。これまでラ・リーガ57試合で10ゴール13アシストと結果を残しており、契約解除金9000万ユーロ（約116億円）が設定された現行契約も2年残っている。しかし、ベティスは新型コロナウイルス感染拡大に伴う財政難に陥り、数選手の売却が必要に。そして、フェキルの移籍金は3000万ユーロ（約39億円）に設定したと、同メディアは伝えている。さらに、27歳MFはすでに夏の移籍へ向けて代理人を変更しているようだ。
同メディアによると、あくまでアーセナルの最優先はウーデゴールの残留。それでも、実現できなかった場合のオプションは用意しているようだ。今夏の移籍市場での動きに注目が集まっている。
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