スペイン『アス』が、レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督の危機的な現状を伝えている。
レアル・マドリードは現地時間20日、コパ・デル・レイの3回戦(ベスト32)でスペイン3部相当のリーグに属するアルコジャーノと対戦し、延長戦の末に1-2で敗北。この結果はスペイン各紙で衝撃をもって伝えられている。
レアル・マドリードは、直近のラ・リーガの試合となった第18節オサスナと0-0で引き分けており、直後のスーペル・コパ準決勝でもアスレティック・ビルバオに1-2で敗北。公式戦6連勝を記録した時期もあったが、直近のカップ戦2大会連続敗退による低迷が騒がれ、ジダン監督の進退問題に発展している。
『アス』はジダン監督が一貫性に欠けると指摘し、ラ・リーガでは勝ち点37でアトレティコ・マドリード(勝ち点41)に次ぐ2位につけているものの、ライバルの消化試合数が2試合少ないことを紹介。UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)においても「世界の強豪からは程遠く、ジダンに歓喜をもたらしたシーズンのような勝者(クリスティアーノ・ロナウド)はいない」と無冠が濃厚であるとの見解を示した。
さらに、記事ではMFマルティン・ウーデゴールやDFエデル・ミリトン、FWルカ・ヨヴィッチといった、他クラブで質の高さが証明された選手、獲得時に大金を要した選手たちがジダン政権下で輝けていない現状も強調している。
そして、レアル・マドリードの次の試合が現地時間23日のラ・リーガ第20節アラベス戦が「ジダン監督にとっての最後のチャンス」とまで記述。リーグ前半戦、ホームでの第11節で1-2の敗北を喫した相手であることも踏まえて、フロレンティーノ・ペレス会長も注目している試合だと主張した。
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