チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、MFサウール・ニゲスへの信頼を強調している。クラブ公式サイトを通じて伝えた。
2021年夏にアトレティコ・マドリードからチェルシーに期限付き移籍したサウール。しかし、イングランドの地では苦戦を強いられており、プレミアリーグではここまで公式戦2試合の出場記録となっている。
また、報道によれば1年間の予定だった期限付き移籍期間を繰り上げ、2022年1月のタイミングでアトレティコにレンタルバックされる可能性も取り沙汰されているとのこと。買取オプションが3000万ポンド（約47億円）で付帯していることも伝えられていたが、その権利は行使されない見込みのようだ。
とはいえ、FAカップ3回戦のチェスターフィールド戦で出場機会を与えられると、好プレーを見せて5-1での勝利に貢献。トゥヘル監督は、サウールのパフォーマンスを称えている。
「彼は我々にとって重要な選手になると思うし、そうなることを願っている。サウールはトッテナム戦でも能力を示し、あの一戦は彼にとって大きな前進になった。チェスターフィールド戦でも彼は強いスカッドの一部を担った。もちろん5部相手だったからそれほどの強度は必要なかったが、それでも彼は良いパフォーマンスを見せていた」
さらに、言語面での適応も後押ししているようだ。
「いずれの試合でも自信が見て取れる。彼の調子は良く、以前よりも我々のプレースタイルに対して適応できている。今、君たちも彼のフットボールを見ることができる。よりオープンになり、言語面でも良くなっていることは、彼の現在の成長を語る上で重要な要素だ」
続けて「シーズンの最初に比べて、彼はより大きなインパクトを試合に残すことができている。今からシーズン終盤にかけてすべての大会で戦っていくためには全選手が必要だから、これはとても重要なことだ」とも口にしたトゥヘル監督。サウールは今後、より多くのチャンスを与えられることになるかもしれない。
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