ブラジル・サンパロ州生まれのガブリエウ・マガリャンイスは、母国のアヴァイFC下部組織に2012年に加入。その4年後にトップチームデビューを果たして活躍を見せると、2017年1月にリールへと引き抜かれた。
2017-18シーズンはトロワ、ディナモ・ザグレブへと続けざまにレンタル移籍するがなかなか出番を得られず、欧州挑戦は厳しいスタートとなる。翌シーズンはリールに復帰したが、ほとんど出番を得られない日々が続いていた。それでも2019年2月のリーグアン第24節で初先発を飾ると、好パフォーマンスを見せてレギュラーの座を奪取。リールの2位フィニッシュに大きく貢献した。
主力センターバックとして迎えた2019-20シーズンは、負傷以外ではリーグ戦ほぼ全試合に出場。さらにチャンピオンズリーグの舞台も経験するなど、選手として飛躍のシーズンとなる。そして2020年夏、マンチェスター・ユナイテッドやナポリといった強豪クラブで争奪戦が繰り広げられた末、本人がアーセナル移籍を決断。移籍金は2600万ユーロと見られている。決断の理由として、本人は「ミケル・アルテタ監督の電話で確信を得られた」と明かしている。現在22歳と、将来が楽しみな選手だ。
プレースタイル
190cmの身長と強靭なフィジカルを持ち、高い身体能力を武器とするセンターバック。優れた判断力や勇気をもって、ポジションを離れて積極的にボールを奪いに行くタイプだ。間合いの詰め方や粘り強さは特筆すべきものがあり、大きな体を活かした一対一は無類の強さを誇る。
また足元の技術も確かであり、南米のセンターバックらしくボールを持つことを恐れない。リーグアン時代には対角線へのロングフィードも頻繁に行うなど、攻撃時の貢献も期待できる。
プロフィール・経歴
ガブリエウ・マガリャンイス／Gabriel Magalhães
1997年12月19日生まれ 190cm 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2016 | アヴァイ | 21試合・1得点 |
| 2016-17 | リール | 1試合・0得点 |
| 2017-18 | トロイ | 1試合・0得点 |
| 2017-18 | ディナモ・ザグレブ | 1試合・0得点 |
| 2018-19 | リール | 14試合・1得点 |
| 2019-20 | リール | 24試合・1得点 |
| 2020-21 | アーセナル | 14試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月9日現在）
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