レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、ボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドのマンチェスター・シティ移籍決定について語った。
レアル・マドリードも獲得を狙っていたことで知られるハーランドは、結局シティに加わりプレミアリーグに挑戦することになった。12日のラ・リーガ第36節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのレバンテ戦を前に会見に出席したアンチェロッティ監督には、もちろんそのことに関する質問が飛んだ。
すると、さすがはレアル・マドリードの理想の指揮官像とされる温厚なモチベーターである。イタリア人指揮官は次のように返答したのだった。
「そのことについては、あまり話したくないんだがね。素晴らしい選手が素晴らしいクラブであるシティに移籍したということだ。しかし、私の心の中にあるのは自分の選手たちのことだ。彼らは私をもう一度チャンピオンズリーグ決勝まで導いてくれたのだから」
アンチェロッティ監督はその一方で、レアル・マドリードの選手たちの人格の素晴らしさについても強調している。
「なぜ、今季が簡単なシーズンだと言えるのか? 選手たちとの関係性からだよ。今季は誰も問題を生じさせることがなかった。過去には、誰かとは言わないがある選手を休ませるためにベンチに置いて、嫌な顔をされたことがある。しかし、こちらも名前を言うことはないが、4回もチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたここの選手たちは、休めと言っても問題を生むことがない。だから今季が簡単なシーズンだったと言ったのさ。監督にとって難しいのは、チーム全体のモチベーションを高める能力を持つことなんだ」
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