試合の概要
UEFAネーションズリーグファイナルがいよいよスタート。準決勝では、ベルギーとフランスが激突する。注目の一戦は日本時間10月8日3時45分、ユヴェントス・スタジアムで開催される。
ベルギー(リーグAグループ2・1位 勝点15 | 5勝0分け1敗 | 16得点6失点)
EURO2020準々決勝ではイタリアに惜敗したが、それを除けば直近16試合で14勝(2分け)。ワールドカップ予選でも抜群の強さを見せ、FIFAランキングでは2年近く首位の座を守り続けている。
今回の招集ではややDFラインの層に不安は残るものの、ロメル・ルカクやケヴィン・デ・ブライネ、エデン・アザールら主力組は無事にメンバー入り。ファイナルに進んだ4チームと比べても、全く引けを取らない超豪華なスカッドだ。
注目はやはり圧倒的な攻撃力を誇るアタッカー陣。予選では1試合平均3点近くを記録しており、欧州No.1であると言ってもいいだろう。注目されたロベルト・マルティネス監督の去就も一段落(?)したこともあり、ファイナルへ向けて死角はなさそうだ。2018年のW杯準決勝では涙を飲んだフランス(0-1)相手に、雪辱を果たせるだろうか。
注目選手:ロメル・ルカク
ベルギー代表直近15試合で15ゴールと無双状態のルカク。そんな同国史上最多得点記録保持者だが、所属クラブのチェルシーではやや調子を落とし、直近4試合ゴールから遠ざかっている。それでも、ネーションズリーグ・ファイナルへ向けて「トロフィーが欲しい。それが真のモチベーションだ」と、並々ならぬ意欲を燃やす。強靭なフィジカルとスピードだけでなく、周りを活かす才にも長ける28歳が、ベルギー悲願の主要大会初優勝の鍵を握っていることは間違いない。
予想スタメン(3-4-3)
GK:クルトワ
DF:アルデルヴァイレルト、デナイエル、フェルトンゲン
MF:カスターニュ、ヴィツェル、ティーレマンス、カラスコ
FW:デ・ブライネ、ルカク、E・アザール
フランス(リーグAグループ3・1位 勝点16 | 5勝1分け0敗 | 12得点5失点)
PK戦で敗れたEURO2020ラウンド16スイス戦を含み、5試合連続ドローと調子の上がらなかったフランス。9月のフィンランド戦でようやく勝利(2-0)を手にしたものの、やや停滞感が漂っている。
カリム・ベンゼマは所属クラブで絶好調だが、アトレティコ・マドリードに復帰したアントワーヌ・グリーズマンはまだ本調子ではなく、ポール・ポグバも試合ごとの波が激しいまま。またコロナ感染のエンゴロ・カンテ、頼れるベテランストライカーのオリヴィエ・ジルーも招集外と、世界屈指の選手層は誇っているが、決して万全とは言えないだろう。
そんな中で迎える強豪との大一番。ボール保持から主導権を握るベルギーは、ディディエ・デシャン監督が得意とするブロック守備からのカウンターが効果的な相手だ。トーナメントでは内容云々よりも結果が最も重要になる。現実主義の指揮官にとって、このビッグマッチを今後に向けたきっかけとしたいところだ。
注目選手:キリアン・エンバペ
9月は負傷の影響で途中離脱を強いられたエンバペ。すると、マンチェスター・シティとの大一番ではアシストを記録したが、直近6試合でゴールから遠ざかっている。また、ベンチでネイマールへの不満を爆発させた場面も。さらに先日『レキップ』のインタビューでは、スイス戦でのPK失敗について「現場でもっとサポートを受けることができたかもしれない」とフランス代表での不満を伺わせるなど、周囲に重苦しい雰囲気が漂っている。たまたま様々なことが重なっただけかもしれないが、嫌な空気を断ち切るためにも、大一番で結果を残したい。
予想スタメン(3-5-2)
GK:ロリス
DF:ウパメカノ、ヴァラン、キンペンベ
MF:パヴァール、ポグバ、ラビオ、T・エルナンデス、グリーズマン
FW:エンバペ、ベンゼマ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年10月8日(金)日本時間3:45
- 解説:林陵平 実況:安井成行
- 会場:ユヴェントス・スタジアム
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