レアル・マドリードは26日にラ・リーガ第26節、敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、今季前半戦に驚異的な勢いを見せたアンドニ・イラオラ監督率いるチームに対する警戒感を表している。
「難しい一戦になるだろう。ラージョはとても素晴らしいことを成し遂げているのだからね。厳しい試合になると思っているが、しかし私たちはしっかりと準備もしている」
今季のレアル・マドリードは、前半にゴールを決められず苦労を強いられている。その理由について問われたイタリア人指揮官は、次のように返答した。
「フィジカルの問題ではない。そうであれば、前半だけでなく後半も良いプレーができないはずだが、後半はいつも良い。そのことについては話しているし、ラージョ戦は良い機会だろう。彼らは試合開始からの30分間で、多くのゴールを決めているチームの一つだ」
マドリーはこれまでピッチ中央やや下り目の位置でブロックを形成して、そこで守備や縦に速い攻撃を仕掛けてきた。が、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦ではその戦法が通じず。アンチェロッティ監督はこのために、ハイプレスを復活させる考えを示唆している。
「私たちは、4-4-2で守るという明確なアイデアとともに今季をスタートさせた。しかしエスパニョール戦に敗れたことで引いて守るようになり、それがうまくいって10連勝を果たした。そして現在は新たな問題を抱えており、もっと前でプレスを仕掛けることを考えている」
ラージョ戦、MFガレス・ベイルとDFダヴィド・アラバが軽度の負傷によって欠場を強いられるようだ。
「ベイルは明日の試合に出場できる状態ではない。アラバも欠場することになり、彼らは来週に戻ってくる」
アンチェロッティ監督はその一方で、ウクライナ人GKアンドリー・ルニンの精神状態についても説明した。
「無論、以前のような状態ではない。母親や友人など、彼に近しい人たちはキエフの周辺に住んでいる。心配なのは、当然のことだ。」
「私も会長も彼と話をした。私たちの愛情を示すためにね。戦争は恐ろしいことだ。私たちには、彼のそばにいることしかできない」
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