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今季最多となる57,785人が詰めかけた国立競技場で頂点に輝いた浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、試合を振り返りつつ劇的勝利に喜びをかみしめた。
「（大分が）準決勝のフロンターレ戦みたいに中盤がダイヤモンド型の4バックで来るのか、これまでどおり3バックで来るのか、出方がわからない部分もあり簡単ではなかった。それでも、前半は先制点を取れて、相手にチャンスも与えることなく良かったと思う。ただ、後半はなかなかボールを持てず、追加点も取れず、最後は1-0で守り切るプランにしたが、追い付かれてしまった。しかし、そこで屈することのなかった姿勢がもう1点を取ることにつながったと思いますし、サプライズが起きたと思います」
その“奇跡”を起こしてくれた決勝点のDF槙野智章、そして、1週間前の準決勝で決勝に導くゴールを決めてくれたDF宇賀神友弥らへの感謝の思いも口にした。
「引退するMF阿部勇樹もカップを掲げることができて満足していますし、このチームを長らく支えてくれた選手たちが最後にタイトルを獲ることによってクラブのレジェンドになる。彼らが遺してくれたものは大きいモノなので、それを残った選手が積み上げていってくれればと思う」
就任1年目でのタイトル獲得とチームの目標であったACL出場権の獲得を果たしたリカルド・ロドリゲス監督。2021シーズンの最後の勝者となったスペイン人指揮官は笑顔で今季を締めくくった。
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