トッテナムの10番として君臨しているハリー・ケイン。イングランド代表の主将でもあり、世界に誇るストライカーだ。
若手時代はレンタル移籍を繰り返していたケインが、スパーズのトップチームに定着したのは2013-14シーズン。リーグ戦10試合に出場すると、翌シーズンに大ブレイク。リーグ戦34試合に出場し、21ゴールを挙げる活躍を見せてトッテナムのエースストライカーとして知られるようになった。
以降は、2017-18シーズンまで4季連続でリーグ戦20ゴールを達成。2015-16シーズン、2016-17シーズンには得点王も獲得している。2018-19シーズンはケガもあり、17ゴールにとどまったが、スパーズはチャンピオンズリーグで決勝へ進出するなど、チームにとっては躍進のシーズンとなった。
また、イングランド代表では2015年にデビュー。通算45試合に出場し、32ゴールを記録。すでにアームバンドを任され、代表でも押しも押されもせぬエースへとして絶大な信頼を置かれている。
26歳という若さもあり、レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドなどさらなるビッグクラブが狙っているとの噂もある。ケイン自身もトッテナムのプラン次第では退団も考えると話しているため、今後の去就には注目だ。
プレースタイル
万能型のストライカーであるケイン。若手の頃は両サイドやトップ下でプレーすることもあったが、現在ではセンターポジションを定位置としている。
その武器は両足での高いシュート精度で、特にミドルレンジから巻いて狙うシュートを得意としている。ドリブルやポストプレー、ヘディングなど、ストライカーに求められる要素を高い次元で備えており、まさにオールラウンダーの最高クラスと言えるだろう。ケインを代表デビューさせたロイ・ホジソン監督も「彼はセンターフォワードに求められるすべての能力を持ち合わせている」と評している。
また、チームのPKキッカーを任され、アームバンドを任されていることからも、精神面の強さも持ち合わせている。
動画:プレー&ゴール集
エピソード
トッテナムで長年プレーし、レンタルを除けば、トップチームではスパーズ一筋であったケイン。しかし幼少期には、トッテナム最大のライバルであるアーセナルの下部組織に所属していた。一方で、本人はすでに当時からトッテナムのファンであったと説明している。
プロフィール・経歴
ハリー・ケイン/Harry Edward Kane
1993年7月28日生まれ 188cm・86kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2010-11 | レイトン・オリエント | 18試合・5得点 |
2011-12 | トッテナム | 0試合・0得点 |
2011-12 | ミルウォール | 22試合・7得点 |
2011-12 | トッテナム | 0試合・0得点 |
2012-13 | トッテナム | 4試合・0得点 |
2012-13 | ノリッジ・シティ | 3試合・0得点 |
2012-13 | レスター・シティ | 14試合・2得点 |
2013-14 | トッテナム | 10試合・3得点 |
2014-15 | トッテナム | 34試合・21得点 |
2015-16 | トッテナム | 38試合・25得点 |
2016-17 | トッテナム | 30試合・29得点 |
2017-18 | トッテナム | 37試合・30得点 |
2018-19 | トッテナム | 28試合・17得点 |
2019-20 | トッテナム | 29試合・18得点 |
2020-21 | トッテナム | 20試合・13得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月11日現在)
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