【注目選手】ポルトガルの万能アタッカー、ダニエル・ポデンセ ｜ ウォルヴァーハンプトン ｜ プレミアリーグ

スポルティングユース育ちのポデンセは、ポルトガルアンダー年代で常に主力を務めるなど若くから将来が嘱望され続けてきたエリートで、2016-17シーズンにトップチームに昇格。だが、モレイレンセへのレンタル移籍での経験を積んだ中、スポルティングでは絶対的な地位を築くには至らず、2018年夏にオリンピアコスへと移籍する。

オリンピアコスでは、2シーズンで公式戦68試合に出場して13ゴール14アシストをマーク。2020年1月には、同胞のヌーノ監督が率いるウォルヴァーハンプトンに推定1960万ユーロの移籍金で加入した。

初のプレミアリーグ挑戦、2019-20シーズンの後半戦は移籍初年度ということもあって途中出場がメインとなったが、2年目の2020-21シーズンは開幕から定位置を確保。序盤戦の13試合で3ゴール1アシストをマークするなど、上々のパフォーマンスを披露している。

10月にはポルトガルのフル代表デビューも果たし、さらなる飛躍を予感させているポデンセ。ポルトガル代表選手が多く顔をそろえるチームの中でどのようなインパクトを残していくのか引き続き注目だ。

プレースタイル

前線ならウイング、トップ下、ストライカーとどのポジションでもこなすことができる万能アタッカー。飛びぬけた武器はないものの、パスやシュートの精度、スピード豊かなドリブルなどアタッカーに必要なあらゆる能力を高水準で備えている。その中でも、相手の守備のギャップを突くポジショニングセンスは抜群。セカンドボールやルーズボールにいち早く反応し、豊富な運動量を活かして絶え間なく仕掛ける積極性と体力は特筆に値する。まさに、チームに活力を与えることができるプレーヤーだ。