試合の概要
バルセロナが日本時間25日のラ・リーガ第1節未消化分でエルチェを本拠地カンプ・ノウに迎える。
バルセロナ（4位 勝ち点47｜14勝5分4敗｜50得点22失点）
バルセロナは前節、昇格組ながら堅守をベースに健闘しているカディスと対戦。ポゼッションで圧倒して主導権を握り、30分にリオネル・メッシがPKから先制点を沈めたが、試合終了間際に今度はクレマン・ラングレがPKを献上してしまい、1-1で引き分けた。
過密日程の中でも現状のベストメンバーを起用していたが、ラ・リーガでの連勝は「7」でストップ。首位・アトレティコ・マドリード（勝ち点55）が直近2試合で1分け1敗と急減速していたが、思うように差を縮めることができなかった。
とはいえ、エルチェとは1月下旬の第20節でも対戦しており、その際は危なげなく2-0で勝利している。実力の差は明白だが、日本時間17日のUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）、21日のリーグ戦でまったく同様のスタメンを採用したことによる主力の疲労が、最大の懸念事項に挙げられそうだ。
注目選手：リオネル・メッシ
エルチェ戦を終えれば中2日で3位・セビージャとの一戦が控えているバルセロナ。過密日程のなか、順位を上げるために絶対に負けられない一戦に万全の状態で臨むうえでは、まずは今節を苦戦することなく終えたい。快勝が期待されるエルチェ戦、直近のリーグ出場6試合連発、計9得点を奪っているエースの活躍なしに、望み通りの結果にはなりえないだろう。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：テア・シュテーゲン
- DF：ミンゲーサ、ピケ、ウムティティ、フィルポ
- MF：ピアニッチ、デ・ヨング、リキ・プッチ
- FW：トリンカォン、メッシ、グリーズマン
エルチェ（18位 勝ち点21｜4勝9分け9敗｜20得点31失点）
エルチェは前節、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルと対戦して1-0で勝利した。攻め込まれる展開も目立ったが、前半半ばに右CKの場面からショートコーナーを用いるデザインされたプレーで、唯一の得点を奪っている。
エイバル戦の前までは昨年10月下旬以来、リーグ戦16試合連続で白星から見放されていたが、ホルヘ・アルミロン前監督が退任し、フラン・エスクリバ新監督の初陣で最上の結果を手にしたエルチェ。順位も19位から18位に浮上し、2試合を未消化ながらも17位・エイバルと勝ち点21で並ぶ。
もしバルセロナを撃破することができれば15位まで浮上することができるが、リーグナンバーワンの得点数を誇るメガクラブ相手に焦りは厳禁。就任したばかりのエスクリバ監督は、功を焦らずにまずは勝ち点1を目指すだろう。
注目選手：ギド・カリージョ
2020-21シーズンスタート時に負傷しており、10月に入ってからフリーでエルチェに加入したカリージョ。191cmの長身を誇るセンターフォワードは空中戦に滅法強く、バルセロナのような支配力の高い相手を自陣から遠ざける意味でも、前線の起点として欠かせない。ここ数試合で出場時間を伸ばしてコンディションを向上させているが、今節も前線で粘り強さを発揮して勝ち点奪取に貢献できるのだろうか。
予想フォーメーション（4-4-2）
- GK：E・バディーア
- DF：バラガン、ベルドゥ、D・カルボ、モヒカ
- MF：リゴーニ、ムフル、グティ、ペレ・ミージャ
- FW：ボイェ、カリージョ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年2月25日（木）日本時間3:00
- 解説：幸谷秀已 実況：福田浩大
- 会場：カンプ・ノウ
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