2日のラ・リーガ第19節、敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を0-1で落としたレアル・マドリード。カルロ・アンチェロッティ監督は、チームのパフォーマンスが勝利にも敗戦にも値しない、ドローゲームを演じる程度のレベルだったとの感想を述べている。
レアルはこの試合の9分、DFエデル・ミリトンのミスをきっかけにFWエネス・ウナルの先制点を許してしまう。その後に反撃に出たものの、5バックを敷くヘタフェの堅守を前にゴールを決められず、2022年初戦で土をつけられることに。MFルカ・モドリッチのクロスバー直撃のシュートなどもあったレアルだが、全体的には攻撃のアイデアを欠いていた。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたアンチェロッティ監督は、次のように振り返っている。
「私たちは10分にゴールを決められ、しっかりとリアクションを見せた。だが、徐々にナーバスになってしまったね。失点については、いつも活躍することを常とする選手がプレゼントしてしまった」
「この試合については、多くを語る必要はないと思う。チームはまだ年を越していないようだ。集中力が低く、団結力もなかった」
「クリスマス後の試合はいつだって難しい。が、それを言い訳にすることは望まないよ。率直に言って、私たちは良いプレーを見せられなかった。勝利に値せず、だが敗戦にだって値しなかった。つまり私たちは引き分けるにふさわしく、勝ち点1を失ったということなんだ」
FWヴィニシウス・ジュニオールを新型コロナで欠くことになったアンチェロッティ監督だが、MFエデン・アザールはベンチに置いて、両ウィングではFWロドリゴとMFマルコ・アセンシオを先発起用。後半に入ってアセンシオをアザール、さらにDFフェルラン・メンディをDFマルセロに代えた。
「アセンシオとロドリゴを先発させたのはディテールから下した決定だ。コロナから回復したばかりの彼らが90分もたないことは分かっていた。だから後半にアザールを用意していたんだ。アザールはとても輝かしく、左サイドでマルセロと絡みながら攻撃を仕掛けていた」
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