ボローニャの日本代表DF冨安健洋は29日、セリエA第25節でラツィオと対戦し、0-2で敗戦を喫した。この試合で鮮やかなボレーシュートを沈めたもののVAR判定の末にゴールを取り消された冨安だが、地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』は「彼は最も素晴らしい選手の1人だった」としてチーム内最高点タイとなる「6」点の評価を与えられている。
首位浮上を目指すラツィオと6位を目指して戦うボローニャの一戦は、序盤から試合が動いていく。18分にラツィオがスペイン代表FWルイス・アルベルトのゴールで先制すると、21分にはアルゼンチン代表FWホアキン・コレアが追加点を奪取。一気に試合の主導権を握る。ボローニャは68分、相手DFがクリアしたボールをエリア右に入ってきた冨安が鮮やかな右足ボレーでゴールに叩き込んだが、これはVAR判定で直前のプレーにオフサイドが発覚。冨安のセリエA初得点は幻となった。試合はこのまま終了。ボローニャは0-2で敗戦を喫した。
この試合でフル出場を果たした冨安には、ボローニャの地元紙もチーム内最高点タイとなる「6」の評価を与え、「試合開始直後、他のDFほど苦しんでいなかった。それに加えて攻撃に上がる勇気も見せた。セリエA初ゴールとなったはずの得点は(FWロドリゴ)パラシオのせいでVARにより取り消されてしまったが、それでも彼は最も素晴らしい選手の1人だった」と称賛した。
また、イタリア『メディアセット』も冨安にチーム内最高点となる「6.5」の評価を与え、「日本人選手は本当に興味深い若手であることを証明した。特に守備陣では彼が最も秀でていた」とコメントしている。称賛の声が上がっている冨安は、今後もチームの勝利に貢献することでより自身の評価を高めていく。
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