試合の概要
アラベスが日本時間15日のラ・リーガ第1節でレアル・マドリードを本拠地エスタディオ・デ・メンディソロツァに迎える。
アラベス（昨季順位：16位 勝ち点38｜9勝11分18敗｜36得点57失点）
アラベスは昨シーズン、4連敗を2度繰り返し、時には8試合未勝利の期間を過ごすなど苦しい戦いを繰り広げたが、終盤に調子を上げて残留を勝ち取った。
新シーズンに向けては、22歳の長身日本人FW原大智を獲得したほか、マンチェスター・シティ育ちのマヌ・ガルシア（クラブのレジェンドと同姓同名の別人）をスポルティング・ヒホンからレンタルし、マンチェスター・ユナイテッド期待のウインガーであるFWファクンド・ペリストリも期限付きで加えた。
また、ニューカッスルからレンタル加入していたセンターバックのフロリアン・ルジューヌが完全移籍に移行。レアル・マドリードとの開幕戦では昨季の主力が重宝されると予想され、原ら若手たちにはシーズンを通して出番を得た時に猛アピールすることが求められる。
注目選手：ホセル
31歳となったホセルは退団の可能性も取り沙汰されたが、移籍は発表されないまま合宿に帯同し、最後のテストマッチとなったレバンテ戦ではPKから決勝点も沈めた。また、レアル・マドリード戦は古巣との試合にもなるが、高さとテクニックを兼ね備える万能型FWは、改めて自身の価値を示す得点を決めることができるのだろうか。
予想フォーメーション（4-4-2）
- GK：パチェコ
- DF：X・ナバーロ、ラグアルディア、ルジューヌ、R・ドゥアルテ
- MF：P・ポンス、マヌ・ガルシア、ピナ、L・リオハ
- FW：ホセル、グイデッティ
レアル・マドリード（昨季順位：2位 勝ち点84｜25勝9分4敗｜67得点28失点）
2020-21シーズンのラ・リーガ制覇をあと一歩のところで逃したレアル・マドリード。リベンジに燃える新シーズンに向けては、まずジネディーヌ・ジダン前監督からカルロ・アンチェロッティ監督への指揮官交代を行った。
さらに、バイエルンを退団したダビド・アラバがフリーで加入したが、目立った補強はそれまで。反対に絶対的な存在だったセルヒオ・ラモスがフランスへと旅立った。
とはいえ、ギャレス・ベイルやダニ・セバージョスからレンタルから復帰。セバージョスは東京五輪に参加して負傷していた影響で出遅れる可能性も指摘されるが、ベイルはプレシーズンマッチにも出場していた。クラブの精神的支柱と別れを告げて生まれ変わろうとしているレアル・マドリードにとって、初戦での勝利は何よりも求められているものだ。
注目選手：カリム・ベンゼマ
移籍市場においてそれほど大きく動くことのなかったレアル・マドリードの中で、引き続きベンゼマに求められるものは多い。自らの得点はもちろん、周囲の選手を活かす立ち回り、新主将マルセロに次ぐ最古参の1人として牽引する姿も示さなければならない。チームが良いスタートを切るためには、この男が好調をアピールすることが不可欠だ。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：クルトワ
- DF：ナチョ、ミリトン、アラバ、マルセロ
- MF：モドリッチ、カゼミーロ、F・バルベルデ
- FW：ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年8月15日（日）日本時間5:00
- 解説：福田正博 実況：桑原学
- 会場：エスタディオ・デ・メンディソロツァ
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