ラージョ・バジェカーノは20日、アンドニ・イラオラ監督(39)との2023年までの契約延長に合意したことを発表した。
昨季ラージョをラ・リーガ1部復帰に導いたイラオラ監督。1部残留を目指した今季には、前半戦に欧州カップ出場権獲得すら期待させる勢いをチームに与えて一躍“時の指揮官”となった。が、2022年に入ってからチームは失速。それでも序盤に勝ち点を蓄えたことで第35節時点で残留を決め、さらにコパ・デル・レイ準決勝進出という快挙を果たしている。
イラオラ監督はかつてアトレティック・クラブで指導を受けたマルセロ・ビエルサ監督の系譜を継ぐ指揮官で、オートメーションが浸透した迫力あるサイド攻撃をチームの強みとする。そのために古巣アトレティックからの招へいの噂も絶えなかった同指揮官だが、1部残留を達成した直後からラージョと交渉を行い、1年の契約延長に合意している。
イラオラ監督のラージョ指揮官としての成績は40勝19分け31敗で、勝率は44%。総じて言えば大きな存在感を放ったラージョだけに、この夏の移籍市場ではMFオスカル・トレホ、アルバロ・ガルシア、DFフラン・ガルシアら主力選手たちが狙われること必至だ。ダビド・コベーニョSD(スポーツディレクター)の手腕が試されることになるだろう。
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