試合の概要
バルセロナが日本時間24日のラ・リーガ第10節でレアル・マドリードを本拠地カンプ・ノウに迎える。
バルセロナ(順位:7位 勝ち点15|4勝3分1敗|14得点8失点)
クラブの象徴にして最重要選手だったリオネル・メッシを放出せざるを得なくなり、衝撃の中でシーズンに入ったバルセロナは波に乗ることができず。ラ・リーガにおいてはここまで8戦4勝3分け1敗と良い結果を収めることはできていない。
とはいえ、前節はバレンシアをホームに迎えて、アンス・ファティ、メンフィス・デパイ、フェリペ・コウチーニョの得点により3-1で勝利。今季はゲーム全体の運び方だけでなく得点数の物足りなさが指摘されているが、攻撃陣がしっかりと結果を残した。
そして迎える“エル・クラシコ”だが、バルセロナは勝利すればレアル・マドリードを勝ち点で上回ることができる。どのような状況であろうと勝利しなければならない対戦だが、事あるごとに解任論が浮上しているロナルド・クーマン監督にとっても浮上へのターニングポイントとしたい一戦だ。
注目選手:アンス・ファティ
メッシ退団後に初めて行われるクラシコでは「誰が主役になるのか」というテーマが自然と意識されるが、最もその期待が大きいのは背番号10を受け継いだファティだろう。負傷明けで途中出場となった数試合ではウォーミングアップを始めただけで歓声が巻き起こるほどサポーターの視線をくぎ付けにしている若手アタッカー。バルセロナで真に希望をもたらす存在でいるためには、何よりもカンプ・ノウでのクラシコでチームを勝利に導かなくてはならない。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:テア・シュテーゲン
- DF:ミンゲーサ、ピケ、E・ガルシア、J・アルバ
- MF:F・デ・ヨング、ブスケツ、ガビ
- FW:デスト、メンフィス、ファティ
レアル・マドリード(順位:2位 勝ち点17|5勝2分1敗|22得点10失点)
レアル・マドリードは前節、エスパニョールのタフな戦いに苦しめられてリーグ初黒星。序盤から好調ぶりが取り沙汰されていたが、直近のラ・リーガ2試合で勝利なしと落ち込み気味だ。
カリム・ベンゼマやヴィニシウスらが非凡なパフォーマンスを発揮し続けている一方、ギャレス・ベイルが今季も負傷を繰り返しているほか、ダニ・カルバハルやエデン・アザールが微妙な状態。練習には復帰していることが伝えられているが、サッカー界で最も白熱する試合の一つであるクラシコにどのような状態で臨めるかは定かでない。
とはいえ、レアル・マドリードは2019-20シーズンに1勝1分け、2020-21シーズンに2勝とバルセロナに近年負けておらず。通算でも公式戦247試合98勝52分け97敗と勝ち越しており、今回勝利すればさらに差をつけることができる。互いに過密日程は懸念されるが、これまでの歴史が証明してきたようにクラシコは別物。シーズンのその後の調子にも大きく影響する一戦で、新世代へと突入する両クラブがプライドをぶつけ合う。
注目選手:カリム・ベンゼマ
レアル・マドリードからはクリスティアーノ・ロナウドが去ってからしばらくの時が流れ、バルセロナからはメッシが去ったばかり。両クラブともに世代交代を進めているが、レアル・マドリードの最前線に君臨するのはこの10年間変わらずにベンゼマだ。衰えるどころか年々凄みを増し、最もクラシコを知る男の1人は、ただのリーグ戦とは同一視できないこの舞台で最高のパフォーマンスを発揮するに違いない。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:クルトワ
- DF:L・バスケス、ミリトン、アラバ、F・メンディ
- MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
- FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年10月24日(日)日本時間23:15
- 解説:小澤一郎 実況:桑原学
- 会場:カンプ・ノウ
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