サッカーファンなら誰もが知っている名門・バルセロナで17歳という若さでリーグデビューを飾っているボージャン・クルキッチ。かつては”メッシ2世”とも評された男がこの夏に日本へやってきた。
ヴィッセル神戸に加入したボージャンは、9月最初のゲームとなったJ1第24節サンフレッチェ広島戦で途中出場からデビューすると、ここまで4試合に出場。5得点とゴールラッシュで勝利を飾ったJ1第31節浦和レッズ戦では、待望のリーグ初得点を記録するなど徐々に本来の力を発揮し始めている。
自身にとっても初挑戦となるJリーグは、「ボールを持ったときのプレッシングや試合のリズムがとても速くてインテンシティもすごく高い」とレベルの高さを痛感。「競い合いのあるリーグですから海外からきた選手も楽しんでいると思う」と印象を語る。
またバルセロナで仲間として戦っていたMFイニエスタとは、10年ぶりに再びチームメイトに。ボージャンがカンテラに所属していた頃からバルセロナの主力として活躍していたイニエスタの姿には、「あのプレースタイルはワクワクする。当時からすごい選手でした」と心を躍らされていたようだ。
またイニエスタの人間性を「今までたくさんのスーパースターを見てきましたけど、アンドレスが1番謙虚でした」と絶賛。プレー面でも「FWから見ても意思疎通がうまいのですごくやりやすい。試合の流れも把握できるし、プレーの先まで読めるので、FWが欲しいところにパスを出せる」と身近で感じてきた凄さを語っている。
16日に神戸は、8位のアビスパ福岡との上位対決に臨む。「相手よりも自分たちがすべきことに集中したい。戦う気持ちやアグレッシブさは見せられていると思うので、今週もそういうプレーをしたい」と意気込みを語るボージャン。2戦連発で勝利に導けるか。背番号9のストライカーに注目だ。
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