殊勲の決勝点をあげた渡邊星来にかけられた指揮官からの言葉。「信じてくれているんだなと嬉しかった」｜ 第100回全国高校サッカー選手権大会

苦しみながらも勝利を手にした。3年ぶりの選手権優勝を目指す青森山田は、序盤にリードを奪われる苦しい展開となる。それでも前半のアディショナルタイムに松木玖生がPKを決めて同点。後半に勝ち越しゴールを奪い、終盤は最後まで体を張ってベスト4への切符を手に入れることに成功した。

この試合で殊勲の決勝点をあげたのが渡邊星来だ。

前半はなかなか2トップとしての形が機能せず、シュートを一本も打つことのないまま前半終了のホイッスルを聞いた。ただ、そんな渡邊に声をかけたのは黒田剛監督だった。

「ハーフタイムに監督が『今日は絶対にお前に来るから』と言ってもらった。信じてくれているんだなと嬉しかった」

後半13分、ロングスローのこぼれ球が自分の足元に来ると必死に右足を振り抜いた。「セットプレーで決めていることが自分は多かったので、自信を持って飛び込んだらちょうど足元にボールが来て入って良かった」。ここまでの2試合で無得点に終わっていたストライカーにとっては、待望の今大会初ゴールとなった。

準決勝と決勝は国立競技場での試合となる。青森山田にとっては3年ぶりの優勝を目指したラスト2試合となる。渡邊は力強く優勝への思いを口にした。

「国立は第100回大会で自分たちには節目で最後の大会。緊張することもあると思いますけど、硬くなりすぎず、自分らしく笑顔で国立臨めればいいかなと思います。かける思いは、どこの高校よりもたぶん青森山田が一番強いと思っている。青森山田に入った瞬間からずっと夢に見ていた舞台なので絶対に優勝します」

2年連続準優勝の悔しさを晴らせるか注目したい。

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？