試合の概要
レアル・マドリードが日本時間29日のラ・リーガ第11節でアラベスを本拠地エスタディオ・アルフレッド・ディステファノに迎える。
レアル・マドリード(4位 勝ち点17|5勝2分2敗|15得点10失点)
最も試合数の多いクラブよりは1試合消化試合が少ないとはいえ、4位に甘んじているレアル・マドリード。勝ち点3を皮算用したとしても首位・レアル・ソシエダに追いつくことはできず、むしろさらに1試合消化試合数が少ない2位・アトレティコ・マドリードよりも順位は下だ。
ましてや直近2試合では1分け1敗の未勝利と、まだ序盤ではあるもののタイトルが獲得できなければ失敗とされるクラブにとって、今節のアラベス戦は絶対に落とせない状況。しかし、第6節カディス戦で1点を守り切られて0-1で黒星を喫したように、割り切った戦いをしてくる下位クラブのゴールをどうこじ開けるかは引き続きの課題となる。
スター揃いであるが故に生じるチームの一瞬の気の緩みを引き締めてきた主将DFセルヒオ・ラモスは負傷中。ラ・リーガでの対戦時には6勝2分け無敗と力を見せつけてきた相手に、強豪との試合が続く過密日程の中でしっかりと勝ち切りたい。
注目選手:アザール
負傷に苦しんだ2019-20シーズンを終え、今シーズンも再び負傷で苦難のスタートを切った“エース候補”。10月末のラ・リーガ第8節では久々の得点に歓喜したが、その後に新型コロナウイルスに感染するなど不運に見舞われている。とはいえ、ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のインテル戦では今季最長78分間のプレータイムを記録し、アシストも決めた。各ポジションのリーダーたちが不在な試合、トップクラスでの経験が豊富なスターが若い選手たちを牽引しなくてはならない。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:クルトワ
- DF:カルバハル、ヴァラン、ナチョ、F・メンディ
- MF:カゼミロ、ウーデゴール、モドリッチ
- FW:アセンシオ、マリアーノ、アザール
アラベス(15位 勝ち点10|2勝4分4敗|9得点12失点)
5シーズン連続で1部の舞台で戦い続けているアラベスだが、エイバルやヘタフェのように時には上位浮上への期待を抱かせるような状況ではまだない。今シーズンも開幕連敗から始まり4試合勝ちなし、第6節ではホームで昇格組のエルチェに敗北して残留を争うライバルに勝ち点3を持ち帰られた。
一方で、3バックと4バックを併用してメガクラブ相手にも持ち前のハードワークで渡り合い、第8節ではバルセロナと1-1で引き分けた。その後、レバンテ、バレンシアにも引き分け、直近4試合では1勝3分けと健闘している。
調子を落としている相手に弾みが付くような戦いは許さず、守備に力を割きつつも虎視眈々とチャンスをうかがう姿勢は、どのクラブにもタフな戦いを強いるだろう。
注目選手:ルーカス・ペレス
普段2トップでコンビを組むFWホセルがポストプレーヤーであれば、FWルーカス・ペレスは快足でピッチを切り裂くスコアラーだ。レアル・マドリードを相手にアラベスがストライカーの人数を削る選択を下すのであれば、チームメイトたちは一縷の望みをかけて最前線のL・ペレスにボールを渡すこととなる。直近2試合で2ゴール1アシストを記録する好調の男は、名手ティボー・クルトワが守るゴールを割ることができるのだろうか。
予想フォーメーション(4-2-3-1)
- GK:パチェコ
- DF:X・ナバーロ、ラグアルディア、エリー、R・ドゥアルテ
- MF:エドガル、ピナ、ホタ、バタグリア、L・リオハ
- FW:L・ペレス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月29日(日)日本時間5:00
- 解説:福田正博 実況:倉敷保雄
- 会場:エスタディオ・アルフレッド・ディステファノ
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