Jリーグ屈指の“足元の巧いGK”として呼び声が高いGK高木駿だが、ポジションを確立するまでには苦労の日々だった。
東京ヴェルディのアカデミーで育ち、明治大学に進学。プロキャリアは2012年から川崎フロンターレで歩み出した。しかし、2年間を通じてリーグ戦どころか公式戦の出場機会なし。ピッチに立てない日々が続いた。
その状況を打破するために2014シーズンからはJ2のジェフユナイテッド市原・千葉にレンタル移籍。リーグ終盤にチャンスをつかみ、モンテディオ山形とのJ1昇格プレーオフ決勝でもゴールを守った。ただ、2016年に復帰した川崎Fでは2試合の出場と、J1デビューを果たしたもののピッチに立つ機会は少なく、2017シーズンから大分トリニータに完全移籍することとなった。
大分での1年目はポジション争いに敗れ、ベンチを温め続けたが、ついに2018シーズンに大ブレイク。J2で全42試合に出場してJ1昇格に貢献すると、2019シーズンはフルタイム出場を達成。“カタノサッカー”を体現する1人として存在感を示した。
2020年は途中、ポジションを譲る時期やメンバー外を経験したが、シーズン終盤にはしっかりポジションを奪い返すパフォーマンスを披露。今季はチームの顔ぶれが大きく変わったが、再びフルタイム出場を目指すし、攻守に沸かせていく。
プレースタイル
GKとは思えないほど足元のテクニックに優れ、左足から繰り出されるキックは正確。試合になれば当たり前のようにペナルティーエリア内から飛び出しては最終ラインからのビルドアップに参加し、ボールの動きを活性化させる。大分トリニータの攻撃の起点の1人と言っても差し支えないだろう。
その上でチーム戦術上、ピンチを迎えるシーンは少なくないが、ビッグセーブでゴールを阻止し、チームを盛り立てる。
動画:プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
高木駿/Shun TAKAGI
1989年5月22日生まれ 181cm・76kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2012 | 川崎フロンターレ | 0試合・0得点 |
2013 | 川崎フロンターレ | 0試合・0得点 |
2014 | ジェフユナイテッド千葉 | 9試合・0得点 |
2015 | ジェフユナイテッド千葉 | 31試合・0得点 |
2016 | 川崎フロンターレ | 2試合・0得点 |
2017 | 大分トリニータ | 4試合・0得点 |
2018 | 大分トリニータ | 42試合・0得点 |
2019 | 大分トリニータ | 34試合・0得点 |
2020 | 大分トリニータ | 17試合・0得点 |
2021 | 大分トリニータ | 24試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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