試合の概要
ここまでの12試合で勝ち点25の2位リヴァプールと、同勝ち点も得失点差により首位に立つトッテナムがアンフィールドで激突する。
リヴァプール(2位 勝点25 | 7勝4分け1敗 | 27得点18失点)
第7節以降リーグ戦で連勝できていないリヴァプールは前節、アウェーでフラムと対戦。試合は立ち上がりからフラムの猛攻にリヴァプールが耐えるという予想外の展開に。25分までに3度の決定機をGKアリソンの好守で凌いでいたチームだが、直後にCKから失点を喫する。
その後、ハーフタイム明けに南野拓実を投入したチームは徐々に巻き返すと、79分にジョルジニオ・ワイナルドゥムの直接FKがハンドを誘ってPKを獲得。これをモハメド・サラーが決めて追いついたが、反撃はここまでとなり、降格圏に沈む相手に勝ち点を落とした。
長期離脱中のフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスに加えてチアゴ・アルカンタラも引き続き不在という状況。さらに、前節後には今季ここまで9ゴールと好調だったディオゴ・ジョタも1カ月以上の離脱となることが判明した。
厳しい状況の中、14日には2001年にクラブをカップトレブルに導いたジェラール・ウリエ元監督が逝去するという悲しいニュースも。首位攻防戦を制して、ウリエ氏に捧げる白星を手にしたいところだ。
注目選手:ジョーダン・ヘンダーソン
ピッチ内外で正念場を迎えている状況下、やはり頼りにしたいのはキャプテンであるヘンダーソンだ。この試合に向けては、「僕たちにとってのビッグゲーム。短い試合間隔での試合となるが、それはどこも同じ。前に進まなければいけない」と覚悟のコメントを残している。攻守の切り替えが激しい試合展開が予想される中、メンタル面を含めてチームを牽引して勝利に導きたい。
予想スタメン(4-3-3)
- GK:アリソン
- DF:アレクサンダー=アーノルド、マティップ、ファビーニョ、ロバートソン
- MF:ヘンダーソン、ワイナルドゥム、C・ジョーンズ
- FW:サラー、フィルミーノ、マネ
トッテナム(1位 勝点25 | 7勝4分け1敗 | 24得点10失点)
一方のトッテナムは前節、クリスタルパレスの本拠地に乗り込んだ。23分にハリー・ケインのブレ球ミドルシュートで先制したチームだが、後半にかけてクリスタルパレスの圧力に苦しむと、81分にゴールを割られて同点に。試合終了間際にはエリック・ダイアーの直接FKが枠に嫌われるなど、勝ち越しならず。ドローで首位浮上のチャンスを逃した。
それでも、チームは公式戦10試合負けなしと好調を維持していると言える状況。主力の負傷者もエリック・ラメラのみで各選手のコンディションは上々だ。リーグ最少失点「10」はジョゼ・モウリーニョ監督らしいソリッドなチームに仕上がっていることの証左。ソン・フンミンとケインのカウンターをベースとした戦術で王者を苦しめ、悲願の優勝に向けてこのシックスポインターを制したい。
注目選手:ソン・フンミン
今季ここまでの公式戦19試合で13ゴール7アシストと絶好調。スピードとそれを持続するドリブル、決定力はまさにワールドクラスで、今季さらに一皮むけた印象だ。リヴァプールのストロングポイントである右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドとの駆け引きは見もの。ソン・フンミンがA=アーノルドの攻撃参加を封じつつマッチアップで優位に立てれば、試合結果にも直結させることができるはずだ。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:ロリス
- DF:ドハティー、アルデルヴァイレルト、ダイアー、レギロン
- MF:ホイビュア、シソコ、エンドンベレ
- FW:ベルフワイン、ケイン、ソン・フンミン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年12月17日(木)日本時間5:00
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:アンフィールド
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