バルセロナDFジェラール・ピケがスペインのテレビ局『アンテナ・トレス』の人気トーク番組“エル・ホルミゲロ”に出演して、チャビ・エルナンデス監督のバルセロナ帰還など、さまざまな話題について語っている。
ピケは現地時間11月30日、
「チャビが監督ってなると、より重圧が増すことになる。彼を失望させたくはないんだ。彼に自分の成果を提示しなくてはいけないし、その成果が最大限のものではなかったとしたら、期待に応えられなかったことを意味するんだよ」
ピケの“エル・ホルミゲロ”出演延期は、当初チャビ監督が決めたことだと報じられていた。
「別にチャビから課せられたノルマというわけじゃない。自分自身で決めたことなんだ。チャビは知らなかったし、僕自身で先送りにしたのさ」
ピケはまた、FWリオネル・メッシのバルセロナ退団を今一度振り返っている。
「かなりきつかった。僕たちは14歳から一緒にプレーしていたんだ。スポーツ面でもパーソナル面でも、かなりきびしいことだったよ。今季の序盤はうまくいっていなかったしね。彼が7回目のバロンドール受賞を果たしたことは喜ばしい。彼が世界最高の選手である証明だね」
その一方でフットボール選手の現役引退というテーマについては、引退して気持ちが落ち込み、うつ病を発症する危険性を指摘している。
「多くの同業者から引退は地獄だって聞いたよ。小さい頃からのルーティンを失ってしまうわけだし、新しい生活に適応しなくちゃいけない。それまでに1〜2年かかってしまうんだよ。道で人々から気づかれなくなり、世代がどんどん交代していく。それは厳しいものだろう。僕にとって世代交代は喜ばしいことだけどね。しかしAFE(スペインフットボール選手協会)は、引退する選手たちのためにもう少しできることがあると思う」
かつてバルセロナの会長になる意欲を示していたピケだが、今現在もそうなる気はあるのだろうか。
「バルサの会長になると思うときと、そうではないときがある。クラブに対して本当に巨大な愛情を抱えていないとできないことで、ほとんど自分の身を捧げる行為に近いよ。バルセロナの会長は1億5000万ユーロもの額を保証しないといけないんだから。レアル・マドリードも状況は同じだけど、フロレンティーノ(・ペレス会長)は誰も立候補できないようにその額をさらに引き上げようとしている。あのクラブは、向こう20年は選挙が行われないだろう(笑)」
「やはりクラブを愛してなければ、会長になる意味なんてないんだ。自分にクラブを助けられることがあるならば、喜んでやらせてもらう。が、会長になるというのは途方もないことだ」
ピケはペレス会長の電話番号を知っているかとの問いに「彼が変えていなければね。彼と個人的なことで話していた時期があった」と返答。さらに大ブレイク中のFWヴィニシウス・ジュニオールに点数をつけることを求められると、「今季の彼を1〜10点で評価するならば、僕は9点をつけるよ」と語っている。
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